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【高校】高校2年生「探究講演会」を実施しました

2025.04.18
学校行事

高校2年生を対象に4月11日に探究講演会を実施しました。

高校2年生の探究活動では、旅行会社のJTB様と3つの自治体にご協力をいただき、1学期を通して「地域探究」を行います。

生徒たちは、各自治体が抱えている複数の課題をグループ毎に1つ選択し、分析します。教室内で情報収集や話し合いをするだけではなく、実際に現地でのフィールドワークも実施する予定です。集めたデータを整理し、分析・考察を通して、課題解決へと向かいます。最終的にはポスターとしてまとめ、同級生や教員だけではなく、各自治体のご担当者に向けて発表をすることがゴールとなります。

4月11日はその導入として、JTBのご担当者にご講演をいただきました。地域探究の進め方、スケジュール、先行事例についてお話がありました。「身近な地域の課題を”自分ゴト”として考え、発信し、持続可能な発展に導く」ことが探究授業の目的であること、また、正解はないからこそ自由で柔軟な発想をもって考えることが大切であることをお話くださいました。自分たちがどのように地域探究を進めていくのか、そしてその目的は何かを具体的に理解したことで、生徒たちは見通しを持つことができたようです。

4月17日はシティプロモーションを担当する兵庫県伊丹市の職員の方にお越しいただき、ご講演をいただきました。伊丹市は他の自治体に比べ、人口が増えている自治体ですが、そのきっかけこそまさに市のプロモーションにありました。人口減少という自治体共通の課題をどのように解決したのか、とりわけシティプロモーションの観点から、魅力的な事例の紹介とともにお話していただきました。生徒たちは身近な地域の事例を通して、地域探究の重要性を実感しました。

講演後は、クラスごとに分かれて課題に取り組みました。生徒たちは「大学生・高校生を対象に伊丹市の魅力をどのようにPRしますか?」、その際「どのようにしてSNSを活用しますか?」という課題が与えられ、グループで取り組みました。高校生らしい柔軟なアイデアが多く、市職員の方からも今後の探究活動がさらに楽しみになったというコメントをいただきました。

来週からは、さっそく課題に取り組むべくグループ分けから始まります。

生徒たちが、3つの自治体が抱える地域課題を自分ごととして捉え、柔軟な思考をもって取り組むことで、大きな成果を残すことができると期待しています。