校長メッセージ

一人ひとりの夢に取り組み、個性かがやく学校へ。

イエス・キリストが弟子たちに教えた重要な掟は、第一に「神様を愛すること」そして第二に「隣人を自分のように愛しなさい」(マタイ福音書第22章39節)ということです。

この教えを実践した仁川学院に関係する二人の聖人がいます。

一人は、貧しい人々のために一生を捧げたアッシジの聖フランシスコです。現在のフランシスコ教皇様は、アッシジの聖フランシスコの生き方を尊敬していたことから、教皇就任の時にフランシスコという名前を付けました。それほど、アッシジの聖フランシスコは人々に多大な影響を与えています。

もう一人は、聖コルベ神父です。聖コルベは第二次世界大戦のさなか、餓死刑を宣告された一人の若い兵士の身代わりとなり、自分の命を捧げた方です。まさに「隣人愛」を身をもって示してくださいました。

仁川学院で学ぶ生徒たちは、自己中心的な生き方を選ぶのではなく、聖フランシスコ、聖コルベが残した、すべての人を大切にするという「隣人愛」の教えを心に受け止めながら成長して欲しいと願っています。

そして、仁川学院の卒業生としての自覚を持ち、社会に貢献できる素晴らしい人物になれることを期待しています。

校長 永尾 稔神父