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研修旅行

【高2】イタリア研修2024[3日目]

2024.12.11
高校
ITA研

2024.12月10日(火)

タルトやケーキなど、豪華な朝食ビュッフェでしっかりとお腹を満たしたあと、今日は初めに世界最小の独立国、芸術の宝庫、ヴァチカン市国へと移動しました。タリア研修2024[3日目]

昨晩は雷の音が鳴り天気を心配していましたが、雨にあうことは殆どなく、バスの中から見た虹に見送られるように出発することができました。
ヴァチカン市国、サン・ピエトロ大聖堂はカトリックの総本山で聖ペトロの墓所を祀る場所です。隣接するヴァチカン美術館は、大理石の彫刻に圧倒されながら見学はスタートしました。どこまでも続く黄金の回廊、宝石を使い描かれたモザイク画、絵画のように織られたタペストリー、帝国の威厳を感じる古代ギリシアの大理石彫刻。ミケランジェロの最高傑作「天地創造」と「最後の審判」は彼がその身を捧げながらたった1人で完成させた魂の天井画と壁画です。約15分間、彼の命を感じながら一生懸命天井に目を向ける生徒の様子がありました。サン・ピエトロ大聖堂の主祭壇を飾る大天蓋は、ベルニーニ初期の代表作で、螺旋状の4本のブロンズ柱で支えられた高さ29mの巨大な天蓋です。目に見えない大きな力を全身で感じ取り、忘れられない時間になったと思います。

昼食はローマで初めてのピザと、ティラミスが出ました。しっかり休憩をしたあと、スペイン広場を見学し、トレヴィの泉で自由行動時間を取りました。コインを投げたり、ジェラートを食べてみたり、お土産を買ったり、楽しそうに過ごす生徒たちが印象的でした。

バスに乗り移動し、最後に訪れたのは、偉大な芸術家ミケランジェロが、死後数日間安置されていた十二使徒大聖堂です。仁川学院とゆかりの深いコルベ神父様が祀られた祭壇もあり、やはりアッシジ同様、この十二使徒大聖堂は仁川学院で学ぶ私たちにとって訪れるべき場所なのだと再確認しました。天から光が降り注ぐように装飾された聖堂内で、コンベンツァル聖フランシスコ修道会主任司祭Silvestro Bejan神父様のお話を聞きました。「なぜ人は地下に埋葬されるのか」など、生徒の質問もいくつかありました。「麦は地に落ちたあと、新しい命が芽吹く。犠牲を持って素晴らしい実りが生まれる。人のために生きたコルベ神父の生き方から、誰かのためにこれからも優しい気持ちで生きていってほしい。」言葉や行動から優しい人になってほしいという神父様の想いと言葉を預かることができました。

夕食のあと、今日のふりかえりをし、就寝の時間を迎えました。明日はフィレンツェで班別行動です。
怒られないようにではなく、良い行いをできる人に。思いやりの気持ち忘れない優しい人へと成長し、またローマに帰って来れますように。