教育原理
中学校
共に学ぶ
「学び」の姿勢を身につける
各教科の学習に加え、特色授業「仁川タイム(総合的な学習の時間)」では、体験・経験を基本とするプログラムで、自ら考え、表現する力を身につけます。各学年フロアーには学年文庫を備えた多目的スペースの「ラウンジ」を設置。クラス・学年を超えた共同学習や自学自習にも活用します。
自己実現への足がかりを築く
自己を理解し他者を尊重することは、人間関係形成力の基礎となります。1年生では入学時からクラスを超えた活動を積極的に取り入れ、2年生では俯瞰的に将来の進路を見渡す力をつけていきます。3年生では調べ学習や職場訪問などで職業観・勤労観を育てます。人との関わりの中で自らの内面を大切に育むことで、豊かな人生観を築きます。
体験・経験が学ぶ姿勢と思いやりを育てる
新入生オリエンテーションや全校生で臨む「野外活動」。他者との関わりの中で身につく協調性や主体性。集団生活を営む中で、時に子どもたちは困難にも直面しますが、実体験からそれらを解決する術(すべ)を身につけていきます。建学の精神「和と善」に則った人間教育は、様々な行事のほか、ボランティアなどを通し、思いやりの心を育てていきます。
考える力を身につけ、将来像を描く
正しい判断力や実践力を身につけるために、テーマを決めてホームルーム活動を行います。また普段の生活の中や実社会の中から問題を見いだし、それを表現する人権作文の取り組みも行っています。2年生はコルベ神父が開いた聖母の騎士修道院を訪ね、平和への思いを新たにする「長崎研修」。3年生は自己を振り返り、生き方や将来についての思索を深める「黙想会」を実施するなど、成長に応じた学びの中で課題や葛藤に向き合い克服しながら将来の自分を描きます。
高等学校
自立するために
「教えてもらう」から「自ら学ぶ」へ
高校生としての「自学自習の学び」は、自ら考え行動する「自律した学び」であるとの考えから、ラーニングセンターや個別ブース型自習室など、いつでも集中して学習できる環境を用意。大学受験に必要な学力の獲得と第一志望現役合格という目標に向かって、そしてその先の学びに必ず役立つ「学ぶ姿勢」を養う環境を準備しています。
宗教的環境が、隣人愛に満ちた自律心を育む
パイプオルガンの祈りの音や聖書の言葉など、「感じる心」を育む土壌の中で、「和と善」の心と道徳心がより強固になります。宗教朝礼やクリスマスウィークなどの宗教行事を含めて、高等学校での行事はすべて生徒が主体。そこで自ら考え、他者との関わり方を模索し、視野を広げていく・・・こういった極めて身近な活動が、生徒たちの「理性」を磨き、自律心を育んでいきます。そしてこの「理性」こそが、隣人愛の源となるのです。
一人ひとりの進路目標に合わせた「コース制」
自ら学ぶ積極性と学習習慣の定着を早期に図り、それぞれの進路目標に合わせたコース制で大学受験まで支援します。個性・適正・目標に合わせた4つのコースを設定し、コースごとのカリキュラムと学習進度、的確な指導によって、生徒全員が進路目標を達成できるように取り組んでいます。
充実の施設と豊富な学習支援
自学自習支援システム「寺子屋」や、日常を離れて集中的に学習に取り組む「学習合宿」、授業と連動した講座設定で第一志望現役合格をめざす「学内予備校」、自学自習を支える「ラーニングセンター」、個別ブース型の「自習室」など、豊富な学習支援と充実した施設を用意。パイプオルガンの音色や校内に並ぶ芸術作品など、それぞれの個性を伸ばし、視野を広げるサポート体制も整えています。
つながる学び
中高合同のクラブ活動心と身体を強くし、個性を伸ばすクラブ活動の多くは、中高合同で行います。年齢の離れた先輩や後輩と交流することで、クラスや学年の枠を超えた望ましい人間関係を育て、社会性や協調性を養います。