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【中学】新入生オリエンテーション2日目 仁川学院の精神を学ぼう
昨夜は22:00消灯、今朝は6:15起床――もしかすると家での生活よりも早寝早起きでしょうか?
7:00からの朝のつどいには全部の班が5分前集合ができ、昨日の学びがしっかりと実行されています。もちろん、お祈りからスタート。



整列の練習をしてから準備体操。午前は体を動かす研修が組まれていますので、しっかりと体をほぐします。



食事係が準備して朝食。体作りの基本として、食べることも研修。



帽子をかぶって玄関前に集合。ハチ高原の大自然を肌で感じるべくハイキングにスタート。



立山黒部アルペンルート……とまではいきませんが、ところどころに除雪で圧縮された雪の壁がありました。暖冬傾向の近年、4月でこの景色は珍しいとのこと。ふきのとうが芽生え、雪解け水が勢いよく流れている場所もあり、冬から春への移ろいを感じました。



クラスで、そして学年で、鉢伏山や氷ノ山をバックに集合写真。

ハイキングのあとは、飯ごう炊さんでカレー作り。職員さんから説明をしっかり聞きます。自分たちの昼ご飯がかかっているので真剣です。



班内で分業。野菜を切る人、火をつける人、煮炊きをする人……。手こずったのは薪に火をつけること。「空気の通り道ができるように薪をくべる」と職員さんに教わり、なんとか着火しました。



「今まで食べたカレーの中でいちばんおいしい!」という声が挙がりました。できあがったものを食べるよりも、自分で苦労した分、おいしさが増します。



作って、食べて、ここで終わりではなく最後は片づけ。飯ごうや鍋にこびりついた焦げとすすを、手を真っ黒にしながらもきれいに落とします。少しでも汚れていては職員さんから合格はもらえずやり直し。使った道具を美しく片づけることも大切な学びです。
続いては、昨日からクラスで考え続けた学級目標の発表。



1組「明和皆笑」「楽善良組」
2組「進大意思(進んでいけるクラス、みんなを大切に、意見が多いクラス、仲間を思えるクラス」)
3組「男女心友」
申し合わせたわけではありませんが、偶然にも3クラスとも創作四字熟語の学級目標が完成しました。
夕方からは、座学の時間。宗教科オリエンテーションと校長先生の講話です。仁川学院では道徳の代わりに「宗教」の授業があります。



仁川学院で大切にしている「愛」「力」「思慮分別」について教わりました。「周りの人を愛する、もちろん自分も愛する、仁川学院中高6年間で成長した姿を見せてくれることを期待しています」という校長先生から新入生へのメッセージがありました。



さて、今夜のご飯はみそ味の鍋。豚肉、白菜、白ネギ、えのき、ニンジンと栄養バランスを考えた具材に、最後の締めはラーメン! ご飯を入れて雑炊にする班もありました。



4月とはいえ夜の気温が一ケタ台で暖房が必要なハチ高原。体を温めるには鍋がうってつけ。
夜はキャンドルサービス。仁川学院では新入生オリエンテーションだけでなく野外活動などの宿泊行事の夜に必ずキャンドルサービスがあります。



この世は「光」から生まれました。光がなければ世の中は真っ暗です。自分の心の中に光をともすことで前向きに生きられます。



私語も物音もない静粛な空間を協力して作りました。聖書朗読、校長先生のお話、クラス代表者による仁川学院生としての決意表明、宗教委員によるキャンドルの奉納と続き、最後は聖歌を全員で歌いました。
体も頭も心も目一杯に使った2日目。きっと熟睡してくれることでしょう。窓の外に広がるハチ高原の夜空には、澄み切った空気と高い標高の恩恵で、星がひときわ輝いています。新入生の未来を象徴するかのように……。