hogehoge

研修旅行

【高2】イタリア研修2024[6日目]

2024.12.14
高校
ITA研

2024.12月13日(金)
今朝はアッシジのホテルで朝食ビュッフェをいただきました。今日の午前はサンタ・マリア・デリ・アンジェリとサンタ・キアラを見学し、午後はタクシーでサン・ダミアーノ教会、エルモ・デ・カルチェリ、ロッカ・マジョーレをタクシーで見学します。アッシジにではフランシスコが模範として生きた「Pax et Bonum(和と善)」が挨拶として使われたり、街中のあちこちで「Pax et Bonum」のシンボルである〝タウ〟のマークを見つけることができます。タクシー研修や自由研修の時間に、思いがけないところで「Pax et Bonum」や〝タウ〟に巡り合う1日になることでしょう。私たち仁川学院生ととても繋がりの強い場所です。聖フランシスコに見守られながらアッシジを巡る1日となります。

ひとつめに見学をした場所、サンタ・マリア・デリ・アンジェリはこの世の中で1番聖なる場所です。聖フランシスコが暮らし、祈りを捧げ、亡くなった場所です。フランシスコ会発祥の地であるこの雄大な教会は、世界中から巡礼者が集まります。バロック様式の礼拝堂は、動物や人々を愛し、質素な暮らしをすることを選んだアッシジの聖フランシスコの願いを表しています。先日、フィレンツェで見学した、伝統的なルネサンス様式の豪華な聖堂とは正反対のデザインで、質素でありながらも重厚感のあるデザインは、人々の祈りを見守り、抱えているように感じました。
もう1人の聖フランシスコと呼ばれ、彼に生涯を捧げた聖女、聖サンタ・キアラの聖堂では、彼女の教えについて聞き、聖フランシスコがイエスの教えを聞いたとされる十字架も見学しました。
タクシー研修では、聖フランシスコが一人で石を積みながら修復し、財産をすべて投げうって私財を貧者に分け与えた聖堂や、彼が弟子たちとともに祈りを捧げた場所を順番に訪れました。聖フランシスコが人生を通して唱えた清貧の精神を巡りました。

研修のあとは、クリスマスマーケットで美しくライトアップされたサンタ・キアラ広場の前の通りで、自由散策をしました。お店で休憩したり、クリスマスマーケットで小物を買ったり。英語でドライバーさんに日本語を教えたり、お店の人と対話をしたりしたという報告もたくさん聞きました。
聖フランシスコや〝タウ〟のグッズを買う生徒もいました。今まで何となく理解していた「和と善」だったと思いますが、アッシジで聖フランシスコの教えと歴史を学び、みんなで歌を歌い、声を届け、その精神を受け継ぐ方々と言葉を交わす様子は、生徒自ら寄り添おうとしていることが感じられとても嬉しく思いました。
これから私たちが大切な人にために何をしていくべきか、何ができるのか、聖フランシスコがしようとしていたことは何だったのか。自ら考え行動し、成長した生徒たちを見ることができました。私たちは遠く離れたイタリア、アッシジに見守られています。
最後のイタリアの夜を大切な人と過ごします。大切なことは、そばにいてあげること。帰国し無事に家に帰るまで、友人や隣人のことを考え行動しましょう。