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学校が再開したら、園芸プロジェクト「仁川の森」を生徒に体験してほしい……。そう願いながら、休校期間中に教員が野菜の苗を植えました。
人間を惑わせた新型コロナウイルスといえど、自然の世界にはまったく影響しません。順調に育った野菜が収穫期を迎えています。
学校再開後も、全学年で同じ時間帯に活動する「仁川の森」は、三密が避けられず、実施を見送っています。
今回は、少人数のグループに分割して、収穫体験だけでもしようと企画しました。
まずは、1年生から。……ですが、そもそも「仁川の森」がどんな活動なのかすら知らない1年生たち。
そこで、国語科「コミュニケーション学」の授業の一環として、アカデミアコースの3年生がプロモーションビデオを作成しました。
これまでの苦労、収穫の喜び、仁川の森の活動で学べること。制作したビデオを、昼食時に1年生の教室で上映しました。
収穫体験の畑では、ビデオに登場した3年生が、1年生をお出迎え。
1年生はようやくクラブの本入部が始まったところなので、先輩と交流するのはほぼ初体験に等しい状態です。3年生にとっても、野外活動やダンスフェスティバルなど、学年混合班で活動する行事が相次いで中止になったため、リーダーシップを発揮する機会がなかなかありませんでした。
どのサイズの野菜が収穫に適しているのか。ハサミの使い方も含めて、先輩として、経験に基づいてアドバイスします。3年生も1年生も、満足感あふれる笑顔と声。
教室に戻った1年生は、タブレットに今日の振り返りを記録。「仁川の森」の意義、収穫の喜び、先輩との関わり方など、短時間ながら多くのことを学んだようです。
できることから少しずつ。来週は、2年生・3年生の収穫体験を予定しています。