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仁川の森の畑は、日々、虫との戦いです。2学期の最初に植えたダイコンは、大部分が虫の餌となってしまいました。しかし、中には虫に負けじと葉を伸ばし、土の上に首を出したたくましいダイコンもあります。
今日は、ホウレンソウやハクサイ、水菜などの間引きと追肥をしました。立派でおいしい野菜を収穫するために、手間と愛情は欠かせません。
先生方も、教科に関係なく、「野菜のプロ」として、生徒達と一緒に作物に触れました。
間引いた苗でも、食べることができます。「食べ過ぎてお腹いっぱい」と満足げに話す生徒も。
一方で、以前、花の写真でコラージュを作った花の寄せ植えを、いよいよ実践する日がやってきました。
班員で相談して注文した花の苗。一つの鉢に、縦長の背の高い花や垂れ下がるつる草など、複数の草花を混ぜることで、上下左右に立体的な芸術作品を完成させます。苗の根を傷めないように、協力しながら慎重に作業を進めます。
完成した鉢は、中学校舎の2階入口から体育館へと続く通路にセッティング。全部で36個の鉢が並ぶ景色。まだ花は五分咲きといったところ。これがどんどん大きくなり、ボリューム感が出てくることで、今まで何もなかったこの通路が、華やいだ空間になります。11月2日の保護者懇談のころには、色とりどりの花で輝く「仁川フラワーロード」を披露できれば、と期待しています。
仁川の森は、知識や創造力も活用しながら、植物の生長とともに生徒達の成長もはっきりと感じ取れるプロジェクトになってきました。