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自然教室の2日目が始まりました。朝から濃い霧が発生し、肌寒い朝となりました。
それでも、こどもたちは元気に朝を迎えました。いつものようにお祈りで始まった「朝の集い」では校長先生が自然や生き物を愛したフランシスコ様のお話をとおして自然教室のめあてを意識して行動することをお話してくださいました。その後、朝の体操をして、眠っている体にエンジンをかけました。
次に、2日目も元気に過ごせるように朝食をとりました。校長先生も準備をお手伝いしてくださいました。こどもたちは昨日の夕食をしっかりとっていたのですが、お腹がすいていたようで、おかわりを何度もしている姿もありました。
しっかり朝食をとって、エンジン全開になったこどもたちは焼き板作りに挑戦しました。
板を布でこすっていくと少しずつきれいな焼き目が姿を現し、そこに一人ひとりがデコレーションしていきます。腕が痛くなったり、手や顔が炭で汚れたり、作業はたいへんでした。しかし、少しずつ出来上がってくると、互いに見せ合いながら、その工夫や出来栄えを評価しあっていました。
どれひとつとして同じものがない世界にひとつだけの焼き板を、この自然教室の思い出として持ち帰りました。
いっぱい力を使って、いっぱいよごれた後は、ドラム缶風呂体験をしました。空も朝の様子とは打って変わり、心地よい日差しがあたりを明るく照らしてくれていました。
大自然の中、二人ずつ仲良く肩を寄せ合い、2日間の疲れを癒しました。
最後は、昼食をとって、閉校式を行いました。
めあてをもって臨んだ2日間。こどもたちはたくさんの課題を見出すことができました。他方で、わずかの間にも成長したことがありました。ホテルの方からも少しずつ成長していってほしいと励ましの言葉をいただきました。
来年度は冬にスキー教室で訪れます。そのときまでに、今回の課題をひとつずつ克服し、成長した姿をお見せしたいと祈りました。
学校に帰ったあと、最後に校長先生から「課題も見つかったけれど、2日間の間にしっかりとお話を聞けるようになった」ことを褒めていただきました。この成長を、これからの学校生活に生かせるよう来週も元気で登校してほしいという言葉に気持ちを新たにした60回生でした。
たいへん充実した2日間でした。