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6/9(金)第20回未来予想図を行いました

2017.06.16

6/9(金)第20回未来予想図を行いました

6月9日(金)5・6校時に5・6年生を対象に同窓生特別授業「未来予想図」が行われました。

今回で20回目を迎えるこの行事は、仁川学院小学校同窓会設立以来、同窓会と小学校が協力して取り組む最も重要な活動のひとつです。今回も社会の一線で活躍する先輩方が、ご自身の仕事や働くことの価値など様々なことを子どもたちに伝えてくださいました。

 

5年1組 「命のリレー~移植医療について~」 大阪大学大学院 医学系研究科泌尿器科学 中澤成晃先生(33回生)

 

大阪大学医学部を卒業された先生はその後、いろいろな病院で実績を積まれ、現在は大阪大学大学院で研究をされています。「仁川学院小学校時代」から「先生の今」に至るまでの波乱万丈な人生を子どもたちにお話してくださいました。

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泌尿器科を専門とされる先生は腎臓などの臓器移植の手術を数多くされてこられたようです。実際の手術の動画などを見せてくださり、医療現場の様子をとても詳しく教えてくださいました。

 

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講義の最後では『後輩の君たちに伝えたいこと』として、「まず自分で考える」「当たり前のことに疑問を持つ」「精力善用 自他共栄」「人との縁こそ財産である」という4つのメッセージを贈ってくださいました。子どもたちも「先生みたいになりたい!」という憧れと、充実感であふれていました。

 

 

5年2組 「相撲ってすごい!~本当の強さを求めて~」 貴乃花部屋 佐藤貴信先生(貴景勝光信/48回生)

小学生のときから相撲を始めた佐藤先生は、少年時代の夢をかなえ今では幕内力士として活躍されています。今回は相撲との出会いや力士になるまで、小学生のときの思い出などをとおして夢をかなえるためには目標を持つことがとても大切だというお話をしてくださいました。

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途中、こどもたちからの質問コーナーでは、ご飯をどれくらい食べるのかや毎日の過ごし方など佐藤先生からでしか聞けないお話もしていただきました。

次はお待ちかねの運動場に出て四股や股割り体験、そして相撲対決をしました。男子全員との一番では何とか佐藤先生を押し出すことができました。

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最後に、佐藤先生が「何事もたくさんの人、特にお家の方の支えがあってこそできるので、感謝することを大切に目標を持って頑張ってほしい」と熱いメッセージをいただきました。こどもたちにとって、本当の強さを感じる豊かな時間でした。

 

6年1組 「火山のふしぎ~西之島はどうやってできた?~」 山梨県富士山科学研究所 吉本充宏先生(22回生)

普段は富士山の地層の研究をされている吉本先生に、火山について写真や映像で詳しくお話していただきました。日本は世界の中でも火山が多く集まる地域となっていて、日本人の暮らしに切り離せないものです。その火山を研究することで防災に役立てたいというのが、吉本先生の願いでした。

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授業では、まず火山の種類や特徴について教えてもらい、マグマの粘性や火口の大きさが火山の形に影響を与えることを知りました。そしてコーラをマグマに見立てて、火山の噴火実験を行いました。ペットボトルに空けた穴の大きさによって、噴火の仕方が変わることがよくわかりました。

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その後は、小笠原諸島に海底火山が海面に出てきて新しい島になった西ノ島の誕生から現在の様子についてお話していただきました。なんと吉本先生は、西ノ島に初めて上陸した人間だそうです。たくさんの研究者と共に、西ノ島の上陸調査を行ったときの様子もたくさん教えていただきました。子どもたちはどの話にも興味を持って聞き、自分の頭で考えて行動し、新たなことを発見することの楽しさやすばらしさを感じることができました。

 

6年2組 「チャレンジが作る未来~研究・開発/マーケティングのお仕事~」日東電工株式会社核酸医薬事業統括部 事業企画部課長 松縄彩子先生(25回生)

松縄先生は、会社の基盤であるテープ作りの技術・研究を応用展開して、医療用途製品や医薬品の開発に携わってこられました。例えば、肌にしっかりとくっつきながらも皮膚を傷付けにくい医療用テープは、新聞紙に貼り付けると、剥がしても新聞が破れません。実際に体験させてもらった子どもたちから「おー、すごい!」と歓声が上がりました。どの製品も、「こんなことができたら便利だな、役立つな。」という思いを出発点とし、PDCAサイクルによる工夫を重ねて生み出され、現在広く一般に使用されているものだというお話は、とても説得力がありました。松縄先生は現在、こうした事業企画の分野の仕事に魅せられ、携っておられます。

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そして後半は、子どもたち自身が製品開発のマーケティング会議にチャレンジしました。4つのチームに分かれ、まずチーム内で全員が提案し合い、議論して1つに絞り込み、プレゼンテーションしました。目を輝かせて活発に話し合った末、「多機能コンタクトレンズ」、「超エコカー」など、どのチームもいいアイデアが生まれました。

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自分の発想を大切にし、周りの人と協力して何かを作ることのすばらしさを実感できて、将来に向けての貴重な糧をいただくことができました。