学校行事
12月17日、コルベ講堂にてクリスマス会を行いました。毎年4年生がキリストの御降誕を再現する「聖劇」を披露し、キリストのみことばである聖書をいただきます。子どもたちが一生懸命に力を注いで準備してきたクリスマス会。御招待でお越しいただいたお客様や、たくさんの保護者の方々も心を合わせて見守ってくださる中、イエス様の御降誕をお祝いする素敵な時間になりました。
その昔、アッシジの聖フランシスコがグレッチオの森でキリストの降誕劇を行ったのが聖劇の始まりと言われています。仁川学院小学校のクリスマス会では、その様子を再現してイエス様の御降誕をお祝いしています。
聖劇が始まるとすぐに、舞台上のパイプオルガンの前に並んだ聖歌隊が、聖歌「しずけき」を奏でます。美しいハンドベル演奏から入り、会場は聖夜の雰囲気に包まれます。そして、2人による独唱へと移った瞬間、その透き通るような歌声にうっとり。そして全校合唱へと続き、更に心は高まっていきました。
劇中劇は、マリアのもとに大天使ガブリエルがあらわれ、聖霊によって男の子を身ごもっていると告げられるところから始まります。ベツレヘムへの旅、羊飼いたちへのお告げ、大賢者の訪問と劇は進みます。
ヘロデ王の抑揚の効いた迫真の演技が、会場の空気を一気に盛り上げます。こうしてイエス様の御誕生の次第を、心を込めて演じました。
しっかりと大役を果たし、大きな成長を見せてくれた4年生1人ひとりの手に、竹内校長先生(神父様)の手から祝別された聖書が贈られました。この聖書で3学期から神様のみことばを勉強することになります。
4年生が精一杯心をこめて作り上げた聖劇を、最後まで真剣に見つめていた他の学年の子どもたちは、4年生に向けて大きな拍手を送っていました。小学校全員の心が一つになって、イエス様の御降誕をお祝いできました。
このクリスマス会に集った全ての子どもたち、すべての方々に神さまのお恵みがたくさんありますように。