学校行事

聖母祭を行いました

2014.05.27

聖母祭を行いました

カトリック教会では、5月を『聖母月』としてお祝いします。本校では、イエス様の母であり、私たちのお母様であるマリア様を讃えて祈りを捧げるために「聖母祭」を行います。

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はじめに、宗教部の子どもたちによる劇『コルベ神父様の生涯 ~ある夏の日のできごと~』を見ました。コルベ神父様はアウシュビッツ収容所から逃亡した囚人の身代わりとなって餓死刑となられた方で、仁川学院の母体であるコンベンツァル聖フランシスコ修道会の司祭です。目の前に救うべき人があれば、それが『隣人』であり、その人のために自分にできることは何でもしなさいという神様の最も大切な教えである隣人愛を自分の命を捧げるという形で実行された方です。

今回は、日本からポーランドに戻られたコルベ神父様がアウシュビッツで最期を迎える場面を本校教員が脚本にしたものを演じました。短い練習期間ではありましたが、宗教部の子どもたちは朝早く登校したり、昼休みを使ったりして練習を重ね、一生懸命にコルベ神父様の愛を伝えてくれました。

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劇を鑑賞した後、無原罪の聖母マリア様の生き方に倣い、この一ヶ月間に各学年で生活目標を立てて実践してきたことを『心の花束』としてゆりの花とともにお捧げしました。子ども達の善の心が集まった『心の花束』と美しいユリの花束に囲まれたマリア像はどこか嬉しそうに見えました。

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また、私たちをいつも見守り、恵みを注いでくださるマリア様のために、コルベ神父様も大切にされていた『ロザリオの祈り』を、全校児童で心を合わせて唱えました。最後に、竹内校長先生から、マリア様を心から愛し神様の言葉を実践されたコルベ神父様のお話をお聞きしました。

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子どもたちは心をこめて聖歌を歌い、お祈りを捧げました。子どもたちのマリア様を見つめる瞳には、それぞれのお母さんへの気持ちが表れているようにも思えました。コルベ神父様が80年以上も前に長崎で蒔かれた信仰の種は、現在ここ仁川の地で大きく生長しています。