学校行事
10月18日(土)、第59回運動会を行いました。先々週から先週にかけて台風の影響で週末は立て続けに天気が崩れていましたが、子どもたちの普段の行いのおかげか、今日はまさに運動会日和の快晴に恵まれ、予定通りに運動会を開催することができました。今年から、赤組と白組の2チームに分かれての対抗戦となりました。
開会式では、児童会副会長による開会宣言や優勝杯返還、1年生と6年生の代表児童による児童宣誓などを行いました。子どもたちは精一杯がんばろう!という気持ちがにじみ出てくるような引き締まったいい表情をしていました。
仁川学院小学校の運動会では、特に高学年児童にはそれぞれの役割があります。4年生はのぼりや応援旗を作り、運動会の雰囲気を盛り上げます。5年生は応援団として、応援合戦や応援歌などで各組の士気を高めます。6年生は道具係や放送係などに分かれ、運動会を自分たちで運営していきます。そうした高学年のお兄さん・お姉さんのがんばりが低学年の子どもたちにも伝わって児童席からの力いっぱいの声援につながり、全校児童で作り上げる運動会となるのです。
1・2年生のダンス「ようかいダンスパーティ」は、今流行のアニメや世界的に有名な歌手の曲などにのせて、かわいい妖怪になりきって踊りました。3・4年生のダンス「ロックンちゃっきり八木ブギ」では、ロック民謡に合わせ、子どもたちの歌声とバチの音が運動場に心地よく響いていました。5・6年生による組体操は仁川学院小学校の伝統です。会場中がピンと空気が張りつめた静寂の中、子どもたちの威勢の良い掛け声ときびきびした動き、そして真剣な眼差しで見ている人たちを魅了してくれました。
各学年によるアトラクションや徒競走・リレー、綱引きや棒取り、騎馬戦など、様々な競技で得点を競い合いました。まっすぐにがんばる姿には自然と応援の声が飛びます。どの競技もたくさんの温かい声援の中、子どもたちは楽しく、そして真剣に取り組んでいました。そしてプログラムを締めくくる各学年の代表選手による紅白対抗リレーでは、選手の子どもたちはもちろんのこと、応援する子どもたちも同じように真剣な眼差しでリレーの行方を見つめていたのが印象的でした。
また、保護者の皆様による玉入れや、幼児の皆さんによるかけっこ「ようい、どん!」も、大盛り上がりを見せてくれました。仁川学院小学校の運動会をご覧いただくだけでなく、肌で感じていただけていれば幸いです。
1日戦い抜いた子どもたちは充実感と疲れが見え隠れする中、閉会式を迎えました。激闘の末、今年度の運動会の優勝に輝いたのは白組でした。発表された瞬間、静まり返った会場が一気に沸き、赤組も拍手を送り健闘を称えあいました。お互いに一生懸命にがんばったことで、結果にこだわらない達成感があったようでした。児童会会長からの閉会の言葉にもあったように、今年のスローガン『懸命にやり感動を呼べ!』を、子どもたちは達成できたのではないかと思います。
がんばっている『つもり』を打ち破ることで感動を呼ぶことができた今日の経験をしっかりと自分の糧として、また一歩、さらにもう一歩と成長し続けてほしいと願っています。