学校行事
12月20日(火)、高校1年生を対象に奈良県にある東大寺へ行き、校外学習を実施しました。当日の天気は曇り時々雨。気温は予想していたよりも温かく、比較的過ごしやすい一日となりました。全員、9時45分に東大寺総合文化センター内にある金鐘ホールに現地集合し研修はスタートしました。
まず初めに、学年主任より東大寺でのマナー、簡単な動きについて説明がありました。続いて生徒代表による決意表明が行われ、焼失を経て現在に至るまでの東大寺の歴史について生徒発表がありました。
その後は、東大寺庶務執事森本公穣先生より「東大寺はもともと、信仰を持つことによってあらゆる世の中の困難、災難、飢饉や災害などを静めようとする考えからつくられました。実は、辿っていけば私たちの祖先は皆、繋がっています。そう考えると、自分のことだけでなく周りの人々の幸せや平和を願うことが出来るのではないでしょうか。さらには、動物や植物、生きている全ての存在が幸せで豊かな人生を送ることが出来る、そのような世界平和を私たちは望んでいます。」とお話いただきました。私たちが生きていく上でとても大切なことを改めて考えさせていただける内容でした。森本先生、ありがとうございました。
全体での研修が終わった後は、各クラス毎の行程に移りました。東大寺ミュージアム、大仏殿、二月堂の見学と、生徒たちは、これまで自分たちで調べてきたものを目の前にして感じるスケール感や本物の迫力、身近ではあるけれど深く知らなかった日本の歴史を肌で学び、またひとつ成長したのではないでしょうか。
最後はまた金鐘ホールに集合し、生徒代表の感想発表、校長からのメッセージがあり、最後に森本先生からお言葉をいただいて、解散となりました。
3学期には、各クラスの代表グループが、これまで調べた内容をコルベ講堂で発表することになっています。奈良研修の素晴らしい締めくくりとなることでしょう。