学校行事
新入生オリエンテーション最終日となりました。
今日は朝4時半に起床し、5時に会館前に集合でした。朝の5時はまだ薄暗く、肌を刺すような寒さの中、生徒たちは根本中堂へと向かいました。
根本中堂では、荘厳な雰囲気の中で坐禅止観を行い、それぞれが身息心を調和させ、自分自身と向き合いました。1時間ほどの坐禅が終わって根本中堂から出てきた生徒たちは、晴れ晴れとした顔をしていました。
朝食では、昨日と同様に作法に注意しながら食べましたが、やはり音を鳴らさず、一つ一つを丁寧に食べるということに苦心していました。食後、会館の住職の方から、これらの食事作法は「人として、命を大切にしながら食べる」ことであるという話を聞き、生徒たちはその意味に深くうなずいていました。
部屋の掃除をした後は、住職からの法話を聞き、写経を行いました。写経では半紙と墨ペンが配られ、一文字ずつ細かいところまで丁寧に心を込めて書き写し、最後に氏名と願意を書き印しました。
写経の後は校長先生による講話があり、「今年度の一年生もしっかり頑張れている。厳しい言葉があるのも、それだけみんなに期待しているんだ。」と生徒たちに語りかけ、生徒たちも意識を変えて頑張ろうという気に満ちていました。
オリエンテーション最後の昼食では、今まで学んだ食事作法の集大成として、一人一人が作法の意味をしっかり意識し、感謝の心を胸に丁寧に食べていました。
閉講式では、厳しく指導してくださった住職の方に代表生徒が感謝の気持ちを伝え、住職の方からも、高校生として「考えて行動できる人」になってくださいと、お言葉を頂きました。
2泊3日の厳しいプログラムの中、生徒たちは精一杯頑張り、自分たちの力を高め、同級生との仲を深めました。明後日からは本格的に高校生としての生活が始まります。
この3日間のオリエンテーションで聞いた事、学んだ事をしっかり受け止め、これからの高校生活に活かしていって欲しいと思います