校長ブログ

聖書の言葉(8)

2022.01.28

だから、人にしてもらいたいと思うことは何でも、あなたがたも人にしなさい。

(マタイによる福音書7章12節)

 

イエス・キリストはこの言葉の後に、「これこそ律法と予言者である。」という言葉を述べました。「律法と予言者である。」という言い方は、「聖書」と同義語です。『つまり、聖書の全ての教えをまとめるなら、「人からしてもらいたいと思うことは何でも、あなた方も同じように人にしなさい。」ということです。』と、イエス・キリストは教えています。

また、この聖書の言葉の前に、次のような言葉があります。

神様に赦しを求めなさい。そうすれば、神様は赦してくださる。だから、あなたも隣人を赦しなさい。

神様に求めなさい。そうすれば、神様は与えられます。だから、あなたも隣人に与えなさい。

本来、人が人を裁くことはできません。「人を裁くことが出来るのは、神様だけです。」と、イエス・キリストは教えます。

現在は、法律によって人が人を裁いています。時には冤罪のような間違いも起きています。

残念ながら、私たち人間は他人を見た目で判断しがちですし、弱い人を排除(いじめも含まれる)することがあります。

皆さんにお願いしたいことは、人にしてもらいたいと思うことを人にしてあげること。と同時に、人からして欲しくないことは人にしないということです。

このことを心に留めながら、生活するようにしましょう。