学校行事
7月14日(木)、コルベ講堂で鑑賞行事を行いました。
本校では毎年様々な劇団やグループなどを招待して、本物の舞台芸術を鑑賞しています。
新型コロナウイルスの影響で3年ぶりの実施となりましたが、今年度は落語の鑑賞会を実施しました。
落語とは江戸時代に成立したと言われる「落ち」がある「はなし」の事です。江戸を中心として成立してきた江戸落語と、本日鑑賞した関西で京都・大阪を中心とする上方落語があります。
ほとんどの生徒が初めて落語を体験するということもあり、はじめに出囃子や舞台上の道具の使い方などについての解説をしていただきました。
少し身構えて座っていた生徒達でしたが、「マクラ」と呼ばれる小咄を体験して盛り上がった後、露の瑞さんによる「時うどん」、桂三四郎さんによる創作落語「かずとも」という演目を鑑賞して会場は笑いに包まれました。
休憩を挟んで、林家二楽さんによる「色物」という落語の合間の講談以外の芸を披露していただきました。紙とハサミだけを使って形を作る「紙切り」という芸で、生徒からのリクエストにも即興で応えていただきました。
最後に笑福亭岐代松さんの「田楽喰い(ん廻し)」という演目では、多くの生徒が食い入るような視線のなかで、落語の世界を堪能していました。最後には盛大な拍手と共に、生徒会役員が花束を贈りました。
鑑賞後には「今まで落語を聞いたことがなく、難しそうと思っていたけど、とても楽しくて落語に興味を持ちました」というような言葉が生徒から聞こえてきました。これを機に、様々な舞台芸術に興味を持って積極的に触れてほしいと思います。