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夏野菜を収穫し学院祭で販売した後の畑では――。
班員が知恵を出し合って、作物の栽培を競い合いました。題して「仁川の森コンペティション」。
コンペは、収穫した作物の卸売価格を競う「収穫高部門」と、作物の美しさを競う「映え部門」があります。
ミニ大根、蕪、ほうれん草、小松菜、チンゲンサイ、リーフレタスの中から選びます。価格の高い作物? 重量のある作物? 収穫量の見込める作物? 何を重視するのか、栽培する作物選びから始まりました。
そして、種のまき方、水やりや間引きのタイミングなども調べ、どの方法がいいかを検討しました。
3か月かけて育てた作物。いよいよ収穫です。
かけた愛情に比例するかのように、すくすくと育った作物。喜びの声があちこちから聞こえます。
かごからあふれそうな蕪の測量。これは重い! 映え部門の写真撮影は、構図にもこだわります。
「立つ鳥跡を濁さず」の精神で、収穫後の畑をきれいにします。また、「寒起こし」と呼ばれる作業をしました。シャベルと鍬で掘り起こすことで、土の中にいた害虫や病原菌が外気にさらされます。今の時期は気温が低いので、害虫たちは死滅します。春から新しい作物を育てるための準備として大切な作業です。
教室では振り返りをしました。同じ作物を育てた班の栽培方法や収穫量などと比較・分析することで、自分たちの良かったところや改善点が見つかります。
これまでの学びを活用して、自分たちで考えて育てた作物。だからこそ、よりいっそうおいしくお腹の中に入るでしょう。