学校行事
4月12日(水)、仁川学院中学校62期生のオリエンテーションがいよいよ始まりました。今日は入学して3日目です。昨日、一昨日は緊張で強張っていた生徒たちの表情も徐々に和らいできています。
このオリエンテーションの目標は大きく3つあります。
1つ目は、「仁川学院の精神を学ぶ」。お祈りを覚え、キリスト教について認識を深めます。
2つ目は、「中学校生活を知る」。「自分で考えて学ぶ勉強」とは何かを考え、その大切さを学びます。また、校内・校外での生活態度を考えてもらいます。
3つ目は、「仲間づくりのきっかけをつかむ」。クラスはもちろん、学年全員と会話をして親睦を深めます。そして、与えられた自分の役割に責任を持って取り組み、自分の言動はどうあるべきか、友達や仲間を大切にすることはどういうことかを考えます。
さて、そんな2泊3日目の取り組みの1つ目は窯元「やまの」での立杭(たちくい)焼き・手びねり体験です。
こちらでは、一人1つ、作品を作りました。工房の方が分かりやすく説明してくださり、実演では鮮やかな手業に「おぉ〜」という声と拍手が飛び交いました。柔らかい土は練りやすい反面、形を作るのが難しく、生徒たちは悪戦苦闘している様子でした。約1時間の作業で完成した作品は、乾燥→高台作り→素焼き→釉薬→焼成の工程を経て、約1ヶ月後に学校に届けられます。
午前の作業の後はお昼ご飯。そして再びバスに乗って40分。今日から泊まる「やしろ会館」に到着、入所式では教頭先生からオリエンテーションの目的についてお話をいただき、生徒代表が施設の方に挨拶しました。
ここから先は教務部、生徒部からの授業の受けかたや学校のルール説明、宗教科からの説明と続き、オリエンテーションは本格的にスタートしていきます。
午後の部の最後はアイスブレイキング。アイスブレイクとは参加者の不安や緊張を氷にたとえ、その「氷をこわす、溶かす」という意味があります。つまり、初対面同士の1年生が親睦を深めるためのコミュニケーションゲーム。ゲームは全部で3つ。その内1つは声を出してはならず、ジェスチャーだけで意思疎通を図り、課題を達成するというものでした。上手くやりとりが出来ない子がいると、気がついた子がサポートに入ったりなど、自然と”助け合う”行動が見られるようになります。ゲームが終わった頃には部屋の中は笑い声で溢れ、夕食時には賑やかな空間が出来上がっていました。アイスブレイキングは大成功!
入浴と夕食の後は学習実態調査です。中学校入学時点での、家庭での学習の取り組み方や時間などを記録しました。これからも定期的に同じ調査を行い、自分を見つめ直す機会としていきます。
1日の振り返り、NIGAWA LIFEを記入したら今日の活動は終了です。疲れた様子も見えましたが、明日はハイキングもある2日目です。ぐっすり休んで頑張ってもらいたいです。