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仁川学院中学校の1・2年生アカデミアコースは、土曜日に「探究基礎」を開講しています。前期は与えられた課題を解決しながら探究の手法を身につけました。
後期は、興味関心の近い者同士でチームを組み、課題を自分たちで発見するところから始める自由探究です。1年が終わろうとしている2月17日、いよいよ発表のときが来ました。
【今回の探究テーマ】
・野菜嫌いな人でも飲めて、1日分のビタミンが取れる野菜ジュースを作れるか?
・環境に優しくてコスパが良い、かっこいい車は作れるのか
・さわやかな笑顔の作り方
・大坂の陣で豊臣方は勝利できたのか
・仁川学院中学校の校則の変えるべき点はどこなのか?
・一部の在来種と外来種は外見が違えど近縁種なのか
・同じ科であれば、色や形の違った植物同士で接ぎ木を成功させ、食事に使える野菜を作ることはできるのか
発表直前の打ち合わせを入念に。相手にうまく伝えられることこそ探究のゴールです。
もちろん自分たちが発表するだけではなく、他のチームの発表を聴くのも大切な学び。
しかも、会場の後ろに陣取るのは、先生方と探究の先輩である中学3年生。
11月の中間発表から改善したことを熱心に発表。言葉にも力が入ります。
聞くだけではなく、質疑応答も鋭く、熱く!
長町教頭先生からの講評では、「課題の設定」→「情報の収集」→「整理・分析」→「まとめ・表現」という探究のプロセスは教科の学習内ではなかなかできないこと、このプロセスをくり返して更新していくことで学びが深まるというお話をいただきました。そして、与えられたものを受け取るだけではなく、自らつかみ取りに行く学びこそが探究であることもご教示いただきました。
教科の授業で知識・技能を身につけ、それを活かして主体的に考えまとめる探究の学習は、次年度も続いていきます。