学校行事
新入生オリエンテーション最終日となりました。起床時刻の朝4時半の天候は小雨。5時に会館前に集合し、小雨の降る厳しい寒さの中、根本中堂へと向かいました。根本中堂の荘厳な雰囲気の中、坐禅を組み、それぞれがしっかりと自分の弱さと向かい合いました。将来の夢を思い描いてくれた人もいたことでしょう。
会館に戻った後は、朝食です。昨日習った作法で、感謝の気持ちを胸に丁寧にいただくことが出来ました。その後は、宿泊室の片づけと写経へと進みました。写経では、半紙と墨ペンが配られ、心を込めて一文字ずつ書き写し、最後に氏名と願意を書き印しました。
延暦寺会館の副館長である住職からは、「なぜ比叡山での研修なのか」というテーマで、「自分の責任を果たすことが、人のために役立つことになる。そして、人に尽くすことは、仁川学院の教育と一致する。」という説明がありました。
法話の後は、校長先生から「今日で、この研修は終わる。しかし、この研修を生きたものにするために、明日からの学校生活を真剣に送ってもらいたい。」というお話があり、このオリエンテーションの締めくくりとなりました。
昼食は最後の食事作法体験ということもあり、一段と引き締まった様子でいただきました。閉講式では、厳しく指導して下さった住職、会館の関係者の方々に代表生徒が感謝の気持を伝えました。
厳しいプログラムの中、生徒たちは3日間精一杯頑張りました。これから学校に戻ると、本格的な高校生活が始まります。しかし、この2泊3日で学び、感じたことを忘れることなく、これからの人生に活かしてくれることを願います。