学校行事
絶好の行楽日和に恵まれた11月6日(金)、中学1年生の校外学習を京都・嵐山で行いました。
ちょうど1年後にある修学旅行へ向けて、いわば予行演習として行う校外学習。今回の経験を生かして、来年は遠く離れた長崎での班別自主研修に臨むこととなります。
嵐山周辺の散策には京福電鉄嵐山線、通称「嵐電(らんでん)」を利用しました。嵐電は洛西エリアの主要な観光地を巡る足として人気があり、一部区間では道路上を車と併走する路面電車としても有名です。長崎市内での移動も路面電車を活用することとなりますので、まさに予行演習としてふさわしいルートと言えます。
校外学習にあたり、クラスの枠を越えた10の班に分かれて事前学習を行ってきました。 事前学習では、5つのチェックポイントとなる「広隆寺」「山王神社」「龍安寺」「北野天満宮」「車折神社」について、歴史や見所を調べ、時間通りにチェックポイントを回れるように計画を立ててきました。
最初のチェックポイントとなる広隆寺を拝観した後は、いよいよ班別行動の始まりです。ゴールの嵐山・渡月橋横の中之島公園をめざし、各班ごとに事前に決めた計画表を頼りに散策していきました。
地図と計画表を片手に、慣れない場所での活動に班員同士が協力しながらチェックポイントを回っていきます。各ポイントではチェックを受け、担当の先生から「指令書」が手渡されます。司令書にはその場所に関する内容の「指令」が記されています。施設をしっかりと見て解答を考える様子があちらこちらで見受けられました。
道を間違えるなどのトラブルもあり、中には時間が足らず予定していたチェックポイントを回れなかった班もありましたが、全班無事ゴールの嵐山・中之島公園にたどり着きました。
渡月橋を見ながら食べた少し遅めの昼食で、疲れ気味だった表情も一気に明るくなった1年生。全てが計画通りとは行きませんでしたが、1年後の長崎研修では今回の経験を生かしてくれることでしょう。
副校長先生からは、観光地を訪れる外国人の増加に触れる興味深い話がありました。「グローバル」という言葉は知っていてもあまり実感がなかったかもしれません。実際に間近に感じたことで時代の変化を認識できたことと思います。