校長ブログ

宗教朝礼 2

2019.05.14

「わたしの主のお母さまが、わたしのところに来てくださるとは、どういうわけでしょう。」ルカ福音書1章43節

 

今日、5月14日はファティマの聖母のお祝い日です。ポルトガルの小さな町ファティマで、3人の子どもたちの前にマリア様がご出現なさったことを思い起こす日です。マリア様は子どもたちの前に現れ、一緒に祈り、世界の平和のために祈り続けることを勧められました。マリア様と出会ったこの3人の子ども、実は皆さんと同年代の子どもたちでした。ルシアは10歳、フランシスコは9歳、ヤシンタは7歳でした。彼らは貧しい羊飼いで読み書きもできなかったそうです。そんな子どもたちの前にマリア様はご出現されました。きっとマリア様のご出現にかなう心の綺麗な子どもだったのでしょう。

今日の聖書は、お腹の中に神様の子を身ごもったと知らされたマリア様が、親類のエリサベトを訪問した時にエリサベトがマリア様に向かって話した言葉です。エリサベトもお腹に赤ちゃんがいて、マリア様とイエス様の訪問にお腹の赤ちゃんが喜び踊ったと聖書に記されています。

マリア様と出会うと、喜びでいっぱいになります。お腹の赤ちゃんも喜ぶくらい大きな喜びです。でもマリア様と出会うためには心の綺麗な人にならなければなりません。友だちに意地悪したり、両親の言いつけを守らなかったり、心が悪い状態だとマリア様は近づいて来てくださいません。ですから、マリア様がいつでも私たちのところに来てくださるように、良い行い、正しい行い、思いやりの心で友だちや先生、家族と過ごしていきましょう。