学校行事
7月9日(火)、コルベ講堂で鑑賞行事を行いました。
本校では毎年様々な劇団やグループなどを招待して、本物の舞台芸術を鑑賞しています。今年度は、落語の鑑賞会を実施しました。
ほとんどの生徒が初めて落語を体験するということもあり、はじめに落語についての解説がありました。落語とは江戸時代に成立したと言われる「落ち」がある「はなし」の事です。江戸を中心として成立してきた江戸落語と、本日鑑賞した関西で京都・大阪を中心とする上方落語があります。この江戸落語と上方落語の違いや、舞台上の道具の使い方などを説明していただきました。
少し身構えて座っていた生徒達でしたが、「マクラ」と呼ばれる小咄を体験して盛り上がった後、桂福丸さんによる「動物園」という演目を鑑賞して会場は笑いに包まれました。
続いて、本校の生徒と校長先生が代表として舞台の高座へ上がり、扇子を用いてうどんをすする動作や小話などを体験させていただきました。
休憩を挟んで、鏡味味千代さんによる「色物」という落語の合間の講談以外の芸を披露していただいた後、笑福亭生喬さんの「時うどん」という演目では、多くの生徒が食い入るような視線のなかで、落語の世界を堪能していました。最後には盛大な拍手と共に、生徒会役員が花束を贈りました。
鑑賞後には、「とても楽しくて、落語に興味を持ちました」というような言葉が生徒から聞こえてきました。これを機に、様々な舞台芸術に興味を持って積極的に触れて欲しいと思います。