校長ブログ
4月から仁川学院小学校の校長になりました永尾稔です。
以前、私は23年間仁川学院で働いておりました。その後、12年間東京の幼稚園で園長をし、再び本校に戻ってまいりました。
初めての職場ではないのですが、以前と変わっていることも多く、戸惑うことの多い毎日です。中でも、感染症への対応はこどもの安全と安心を守る立場として、日々悩ましく感じております。
さて、そんな中で校長としての責任を再認識する出来事がありました。先日校舎内を歩いていると低学年の男子が近寄ってきました。そばにいた教員が「校長先生にご挨拶をしてくださいね」と声を掛けると、その子が「わっ、生(なま)の校長先生だ。初めて見た」と目を丸くしつつ、私に挨拶をしてくれました。「生の」という表現に、思わず笑ってしまいました。
昨年来、マスクをしていることが常態となり、始業式ですらリモートですることが当たり前になった学校生活。子どもたちにとっては、私の姿は動画や写真で見て知っているようでも、本当の意味で認識できていなかったのでしょう。
感染症が拡大し、更なる対策の必要が迫られる中にあっても、子どもたちにとっては本物に触れ、五感を使って学ぶことは欠かせません。十分な対策を講じたうえで、子どもたちのために出来得ることをしていきたいと改めて強く思いました。