クラブ活動
高校生は6月の県総体で、中学生も市総体で3年生が引退、その翌日よりそれぞれ新チームが始動して早や2か月が経ちました。
今日までの2か月間、中高男女合わせて23名のこの若いチームが、夏季休業中の「強化合宿」でそれぞれが自分の卓球を一から見直し、チームも一からの立て直しを迫られ、今も必死に努力を重ねています。この夏の卓球部の強化合宿の様子をご報告いたします。
夏季強化合宿(8.2~4/篠山市総合スポーツセンター他)
今年も、毎年恒例の夏季合宿(篠山)を実施しました。
初日は貸切状態の体育館で、一人一人が大きな声で自分の卓球に対する思いを叫び、卓球人として、そして仁川学院卓球部員として日々強くなっていくという「決意表明」をしてからの練習開始となりました。「チームを一度ぶっ壊して、ここから新たなチームとして団結していこう」という、毎年この合宿で行っている”恒例行事”です。決意が弱かったり声が小さければ何度もやり直しをさせられます。時には涙を流す選手もいますが、ここで選手一人一人の「弱さ」をチーム全体で共有するところから、結束力が生まれます。
高2にとっては最後の夏/最後は仲間から認められて握手
二日日は現地の高校(篠山産業、篠山鳳鳴、三田松聖、北摂三田の4校)と練習試合をさせていただきました。この練習試合も毎年恒例となり、これがある意味、高校チームにとっての「原点」となっています。また篠山産業高校の卓球部顧問の先生にはいつも練習試合のセッティング等で大変お世話になっております。本当にありがとうございます。
そしてこの日の夕食は、昨年度より取り入れたバーベキュー大会。今年のチームでは、高2が一生懸命火をおこし、先生たちが食材を焼き続け、それを下級生がどんどん食べていきました。昨年同様、あっという間にすべての食材は食べつくされ、先生たちの肉はあとから買い出しに(もちろん自腹で)・・・ともあれ、たくさん食べる選手たち、頼もしい限りです。
練習試合では声も出ていました/美味しいお肉に大満足!
合宿最終日。この日の午前は中学チームが地元の丹南中学校をお招きして練習試合。思えば本校顧問が篠山の公立中学校から本校に「転職」してきたのが約10年前。その時に始まったのが、この篠山合宿。そしてこの日来られた丹南中学校の顧問の先生は、なんと本校顧問の教え子。人と人とのつながりの大切さを感じます。
午後からは中高全員で、多球練習と課題練習、そして最後の30分は「本気の1ゲーム練習」。常に相手を変えながら大声を出して自分を鼓舞し、目の前の相手に本気で挑む意識を植え付けていきました。
篠山の朝の空気はおいしい/「チョレイ!」の声が響き渡ります
あっという間の2泊3日。この合宿で挨拶や卓球に向き合う姿勢、他の部員への心配りなど、徐々にではありますが変化が見られるようになってきました。そして合宿が終わり、学校での練習ではこの夏もOB・OGがたくさん駆け付けてくれました。彼らもまた、このチームで夏の合宿を経験し、精神的にもたくましくなった先輩です。こういった先輩たちの想いを受け継いで、現役選手たちはさらなる高みを目指してほしいと願っています。
28歳のOBが登場!/OGも来てくれました
9月は学内予備校だけでなく学院祭の準備等で放課後もなかなか練習時間が確保できない状況が続きますが、短い練習時間を濃い練習内容でカバーし、数多くの練習試合を通じて技術面はもちろん精神面も高めていきたいと思います。
特に高校生は、9月1日・10月1日の新人大会阪神地区予選で県大会出場決定を目指します!その目標達成のために、このチームならではの「NIGAWAの卓球」を、チーム一丸となってお見せできるように、そして全員で県大会出場を決められるように、大会までの約4週間、日々精進してまいります。