いよいよ今年も最後の練習となりました。この１年間の水泳部の活動をご紹介します。

今年の春は、新型コロナウィルスによる臨時休校で春の合宿はもちろん、練習ができない日々が続きました。水泳部は自主トレーニングに加え、無料通信アプリ「Zoom」を使ってミーティングを行いました。

学校再開後もほとんどの大会や試合が中止、もしくは厳しい制約が設けられての開催となりました。高校３年生にとって最後の大舞台となる「兵庫県高等学校選手権水泳競技大会」も、今年は１ヶ月の延期と規模縮小の末、「高校３年生大会」として代替開催が決まりました。ところが、それも大雨警報による中止など天候トラブルが続き、最後まで開催が危ぶまれました。そんな中、後輩たちは応援に行けない代わりにメッセージビデオを作って応援。３年生たちは、その期待に応えるように上位入賞、自己ベストの更新を果たし、どんな逆境にも負けない立派な姿を見せてくれました。

夏に入ってもウィルスの影響はおさまらず、夏合宿も断念。授業時間確保のために夏休みも短くなりましたが、水泳部は新コーチを迎え、本格的に新チームでの活動を始めていきました。

夏の後半からは少しずつ大会も開催され始め、中学、高校の１年生たちにとっては遅いデビュー戦となりました。それぞれが明確な目標を持って取り組んだり、チームとしての結束も強まってきて、練習の雰囲気も段々と活気が出てきました。

冬休みは午前と午後の２部強化練習です。練習メニューの内容は目的に合わせて様々ですが、水泳だけでなくウェイトトレーニングや陸上トレーニング、合間にはリレーやサッカーなど、ハードながらも楽しみを入れて練習に励みました。

最後の練習は50m×108本！煩悩をかき消すハードメニューに全員が力を出し切り、大掃除をして怒涛の2020年を締めくくりました。

最後になりましたが、今年も一年間仁川学院水泳部を見守り、応援していただきましてありがとうございました。２０２１年は１月１０日（日）、１１日（月祝）の兵庫県短水路選手権水泳競技大会に出場予定です。今後とも応援のほどよろしくお願いいたします。

12月20日(日)、第13回兵庫県高校対抗冬季水泳競技大会が行われました。本校の水泳部は、例年であれば年間で約30の大会に参加していますが今年は新型コロナウィルスの影響で激減。今年の数少ない大会の中で、この「冬季高校対抗」が今年出場する最後の大会となりました。

試合に出場する生徒は大会会場の尼崎スポーツに行き、出場しない生徒は本校のプールで記録会を行いました。それぞれが１年間の成果を出せるように挑みました。

試合の結果は以下の通りです。学校の記録会の方でも自己ベストを更新する生徒が多く、2020年の一つの締め括りとして良い結果が残せました。本校での練習は２８日まで（午前と午後の２部練習）続きます。

また、ここ数ヶ月の活動報告を別途ブログに掲載いたしますので、ご覧ください。

《戦績一覧》

１２月２３日（水）クリスマスコンサート 

毎年恒例のクリスマスコンサートを実施しました。各部員が消毒や換気等、新型コロナウィルス感染防止対策を行いながら参加しました。このコンサートでは、各バンドがクリスマスソングに挑戦します。弾き語りを含む１３組が、個性豊かに演奏し、クリスマスの雰囲気を盛り上げていました。

中谷財団　令和二年度　科学研究助成　成果発表会（西日本）で2年生の尾形ララさんと辻本脩斗君が、「CDPを用いた、色素分離」を発表しました。当初、岡山コンベンションセンターでポスター発表を行う予定でしたが、コロナ過のために、オンラインでの発表となりました。本校も含めて9校の研究発表がありました。プログラムの前半には、国立天文台水沢VLB観測所長の本間希樹教授の「人類が初めて見たブラックホールの姿」の講演がありました。今月はあと2つの発表会があり、すべてオンラインでの発表となります。

１２月１９日（土）ソニックハイスクールライブ 

高等学校軽音楽部連盟主催のソニックハイスクールライブに参加しました。 新型コロナウィルス感染防止の観点から、出場校を午前・午後に分け、会場の密を避けて 実施されました。その他にも、各校の参加者は、検温、マスク、消毒等の基本的な感染防止策を厳守して参加しました。本校からはEarl Grey、Sticking Insectの２バンドがライブを行いました。今年度は新型コロナウィルスの影響により、活動に制限がある中、貴重な経験となりました。

第15回科学の芽賞で、中学3年生の岡田隆之介君の「しみこむヨウ素、逃れるヨウ素、捕まるヨウ素」が科学の芽賞を受賞しました。中学の部門の応募934作品から選ばれた7作品の中に入りました。

本来ならば筑波大学で授賞式があるところですが、コロナ禍のためにオンラインでの授賞式となりました。

事前に送られてきた賞状と楯を受け取って写真を撮っています。

１２月１７日（木）クリスマスフェスティバル 

生徒会主催のクリスマスフェスティバルに出演しました。 

Idèal、霰と扁桃、SHAMROCK、Earl Grey、Sticking Insect が演奏しました。 

寒い中、多くの観客の皆さんに聞いていただきました。ありがとうございました。 

テクノ愛2020アイデアコンテスト（京都科学技術センター）で、2年生の尾形ララさんの作品「気体の分子量測定法」が準グランプリを受賞しました。円柱容器を落下する発泡スチロール円板の落下時間は気体の種類によって異なり、分子量と比例関係があります。未知の気体でも落下時間を測定すると分子量を求めることができるという提案です。

高校生の部287の応募作品から、書類審査を通過した9作品がスライド動画での審査を受け、2位に入りました。

また、3年生の川村ヒカル君の「金コロイド染色」が奨励賞を受賞しました。金コロイドでアベノマスクを染めると深い藤色に染まります。川村君は一昨年に続いて二回目です。

いちどに二作品も受賞作がでるのは初めてです。例年の会場での発表ではなく、動画作成に手間取りましたが、応募した二作品が両方とも評価されてよかったです。