学校行事
今年で阪神淡路大震災が起きてから25年経つことになります。本校では、毎年、震災の日に合わせて「祈りの日」を設定し、コルベ講堂にて追悼の集会とミサを行っています。
震災を体験した教員からのお話がありました。
今年は、生西教諭からのお話でした。震災が起きた日に見た光景について、命の尊さについてのお話でした。また、子どもたちは、現代美術家である大野良平さんが「街と人の心の再生」を願って、石を積み上げ製作されたオブジェ『記憶の中の「生」』の写真と共にお話を聞きました。児童は真剣に話を聞いていました。
その後、追悼ミサがありました。ミサの説教の中で、大水校長先生から「このような大きな災害が私たちの身近で起こったということを忘れないためにも、伝え広めて欲しい」というメッセージがありました。
そして、本校在学中にこの震災で亡くなった女子児童が大好きだった「ちいさいひつじが」をBGMに、全校生でキャンドルをコルベ講堂中央にある祭壇へ奉納しました。その時のキャンドルは明るく美しく、命の輝きを表しているようでした。
震災を風化させてはいけないということ、当時まだ生まれていなかった児童一人ひとりの心の中に、震災を経験した人々が学び得たものが少しでも残ってほしいと思います。また、自分自身の命の尊さ、そしてそれと同じように友達や周りにいる人、生きている全ての人の命が大切であるということを忘れず、日々過ごしてほしいと願っています。