学校行事
カトリック教会では、5月を『聖母月』としてお祝いします。本校では、イエス様の母であり、私たちのお母様であるマリア様を讃えて祈りを捧げるために「聖母祭」を行います。宗教部の子どもたちが、コルベ神父様の劇 『コルベ神父様の生涯~遙かなる日本で御言葉を伝えよう~』を演じました。コルベ神父様は、いつもマリア様に祈り、恵みと力をいただいて、その生涯をマリア様と共に生きた方です。今回は、コルベ神父様が1930年に長崎の地に立ち、想像を絶する苦難の連続の末、少しずつ神様の教えを広めることに成功していく様子を本校教員が脚本にしたものを演じました。
劇を鑑賞した後、各クラスの代表が、この5月に取り組んできたことを『心の花束』として、ユリの花と共にマリア様にお捧げしました。心の清らかさ、美しさを象徴するユリの花と子どもたちの『心の花束』に囲まれたマリア様は、温かなほほえみを子どもたちに向けてくださっているかのようでした。
また、私たちをいつも見守り、恵みを注いでくださるマリア様のために、コルベ神父様も大切にされていた『ロザリオの祈り』を、全校児童で心を合わせて唱えました。最後に、竹内校長先生から、一人ひとりが大切な存在で、その全ての存在がロザリオの祈りをとおして、神様のもとにいらしゃるマリア様とも繋がることができるというお話をお聞きしました。
子どもたちは心をこめて聖歌を歌い、お祈りを捧げました。子どもたちのマリア様を見つめる瞳には、それぞれのお母さんへの気持ちが表れているようにも思えました。コルベ神父様が80年以上も前に長崎で蒔かれた信仰の種は、現在ここ仁川の地で大きく生長しています。