阪神淡路大震災から28年目になります。今年はカトリック仁川教会にて震災で亡くなったすべての方を想い、ミサという形で祈りを捧げました。
校長先生のお話の中に「亡くなった方と会う事は叶わないが、いつも心はつながっています」という言葉がありました。当時、仁川学院小学校に通う2年生の飯田純子さんが震災で犠牲となり亡くなりました。会う事は出来ませんが、明るく元気だった記憶は決して失われることはありません。きっと、仁川学院小学校の子どもたちを天国から見守ってくれているはずです。
ミサの最後に、阪神淡路大震災で亡くなられた方や今も悲しみと闘っているすべての人に希望を届ける「しあわせ運べるように」を児童たちが声を合わせて歌いました。きっと飯田純子さんにも届いたと思います。
当時まだ生まれていなかった児童一人ひとりの心の中に、震災を経験した人々が学び得たものが少しでも残ってほしいと思います。また、自分自身の命の尊さ、そしてそれと同じように友達や周りにいる人、生きている全ての人の命が大切であるということを忘れず、日々過ごしてほしいと願っています。