11月9日(金)4・5校時に5・6年生を対象に同窓生特別授業「未来予想図」が行われました。
今回で23目を迎えるこの行事は、仁川学院小学校同窓会設立以来、同窓会と小学校が協力して取り組む最も重要な活動のひとつです。今回も社会の一線で活躍する先輩方が、ご自身の仕事や働くことの価値など様々なことを4年生と5年生の子どもたちに伝えてくださいました。
4年1組 「内視鏡医という仕事」浜本クリニック 院長 浜本 順博先生(18回生)
今回は18回生の浜本順博さん(浜本クリニック院長)に授業をしていただきました。まず、自己紹介として小学校時代の写真を見せながらその当時のことを話して下さいました。今でも卒業生同士の交流があることを知った子どもたちは、「自分たちも!」という顔をして昔話を嬉しそうに聞いていました。そしていよいよ「内視鏡医という仕事」という授業が始まりました。胃・小腸・大腸の説明から始まり、実際の内視鏡検査をVTRで見せていただきました。子どもたちにとっては今まで見たことのない映像でしたから、驚くのも当然のことでした。それから内視鏡にも触らせていただきました。まとめとして、最後はポリープの写真をスケッチしました。子どもたちの「難しい」と声を聞いた浜本さんは、自ら黒板にスケッチし、子どもたちからは「上手い!」、「さすが!」という賞賛の言葉が聞かれました。
4年2組 「起業家の役割」株式会社くらし計画 代表取締役 岸本 吉史先生(29回生)
4年2組では29回生の岸本吉史先生が「起業家の役割」について授業をしてくださいました。授業の中では、子どもたちに実際に事業プランを考えてもらいました。どんな人に向けてどんな商品をつくるのか、それをいくらで販売するのか、そしてどんな人に自分の会社で働いてほしいのかを考え、お互いに発表し合いました。日本のことを知らない人たちのために外国人向けの旅館を経営する、どんな人でもムキムキマッチョになれる薬を販売するなど、とてもユニークなアイデアがたくさんあり、本当に実現したら面白そうだなと思うものばかりでした。
授業をとおして子どもたちは、起業の難しさを痛感したようでした。ですが、自分のやりたいことを実現させることのおもしろさも感じていたようでした。今回の授業を活かして、誰かの役に立てる事業を開発していってほしいと思います。
5年1組 「建築史・都市史研究者の仕事」神戸大学経済経営研究所 小代 薫先生(29回生)
5年1組には、建築士・都市史を研究、一級建築士で神戸大学計算社会科学研究センター/経済経営研究所/特命講師をされいる小代先生にお越しいただきました。神戸の街や外国にある建築物の歴史についてのお話を写真や動画を交えて分かりやすく教えていただき、驚きや新たな発見がたくさんありました。今度、神戸の街に行ったときは、今日教えていただいたことを気にかけながら街を歩いてみたいなと思いました。また、建築関連の本も多数お持ちいただき、普段お目にかかれないものに子どもたちは喜び、 食い入るように読んでいました。小代先生、お忙しい中子どもたちのために授業をしてくださり、本当にありがとうございました。
5年2組 「お金の仕事」みずほ銀行四ツ橋支店 支店長 武田治久先生(19回生)
5年2組では、みずほ銀行四ツ橋支店の支店長、武田 治久先生にお越しいただきました。子ども達が知っているようで知らないお金のことについて「お金の仕事」と銘打ったパワーポイントを使って、お話してくださいました。1時間目は身のまわりのお金に関して、子ども達にわかりやすい事例を挙げてお話してくださいました。振り込め詐欺や電子マネー、クレジットカードの話など、子ども達が大人になっていく中で知っておかなくてはいけない知識を沢山教えていただきました。2時間目は、通帳やお金のレプリカを使って、銀行員の仕事を教えていただきました。みずほ銀行が扱うお金の規模に驚き、銀行員のお金を数える方法をみんなで楽しみながら体験したりと、あっという間に時間が過ぎてしまうほど楽しい授業でした。正しいお金の知識に触れることで、銀行員という職業を知るだけでなく、大人になるために必要な知識まで与えてくれた武田先生に感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。