仁川学院小学校

学校行事 記事一覧

2024.11.13 学校行事
第33回未来予想図を行いました

11月8日の金曜日。5・6時間目に、本校卒業生による特別授業「未来予想図」を行いました。33回目となる今回は、3人の先生をお迎えし、4年生と5年生で授業をしていただきました。毎回綿密な準備をして授業に臨んでくださる先生方。今回も学びいっぱい、笑顔いっぱいの2時間となりました。

 

4年生『 君たちも「市長」になれる!』

福井県小浜市長 杉本和範先生(31回生)

楽しい思い出話を交えた自己紹介に続いて、現役の市長として活躍されている立場から、その役割と責任を果たす上で大切な要素について熱く語ってくださいました。繰り返し強調されたのは「市民の声をよく聞き、市民と対話を重ね、市民の願いを実現したい。それが自分の仕事です。」ということ。そして、児童は「仁川市(仮想)をどんなまちにしたいか?」の提案に挑戦。カードに書いて匿名で掲示し、皆で読み合って投票し、代表を選びました。どの提案も個性的で素晴らしく、杉本先生からも褒めていただけました。その後、小浜市立西津小学校4年生とオンラインで繋がりサプライズ交流! 両教室とも興奮に包まれ、心に残る貴重な体験ができました。

 

5年1組『心臓の病気を切らずに治す』

大阪大学 循環器内科 助教授 中村大輔先生(33回生)

 

最初は先生ご自身の仁川学院小学校時代の思い出のお話から始まり、医師を志されたきっかけや中高時代、そして、大学時代の歩みや医師になるまでの道のりを教えてくださいました。そして、「循環器内科とは?」というテーマで、スライドとともに、ときにクイズ形式なども交えながら、心臓の働き、そして、心臓に関する病気や手当の仕方、手術についてお話くださいました。子どもたちは、自分たちのご家族のことなども思い浮かべながら、興味津々でお話を聞き、いろいろな視点で質問。「心臓」という場所が一気に身近になったようでした。その後は、カテーテルについて実技講習。実際に、モニターを見ながら、模型を操作してカテーテル手術を体験。難しさややりがいを感じたようでした。中村先生と自分の未来とつなげて考えた時、子どもたちが夢の一歩を踏み出すきっかけになってくれたらいいなと願っています。

 

5年2組『整形外科の仕事~けがをしたらどうする?』

武部整形外科リハビリテーション 院長 武部 健先生(29回生)

 

整形外科のお仕事について、5時間目はスライドで、6時間目は実技講習で詳しくお話しくださいました。5時間目は整形外科の仕事とけがの時の対応についてお話をいただき、実際の患者さんのレントゲンやそのけがの対処法、リハビリによる回復の様子など普段目にすることのできない世界を見せていただきました。6時間目は実習ということでギプス巻き・抜糸の体験をさせていただきました。充実した内容であっという間の2時間でしたが、子どもたちにとって医療の現場をより身近に感じることのできる時間になったと思います。

 

    

2024.06.19 学校行事
未来予想図

6月14日金曜日の5・6時間目。本校卒業生による特別授業「未来予想図」を行いました。今回で32回目となる「未来予想図」ですが、今回はお二人の先輩をお迎えし、それぞれ6年生2クラスで授業をしていただきました。どちらの先生もお医者様です。大がかりな準備で子どもたちをひきつけてくださり、笑顔あふれる楽しい授業が展開されました。

6年1組「整形外科のお仕事」(政田亘平先生、39回生)

骨や関節に関するあらゆる病気に挑む整形外科のお仕事のお話を、子どもたちは興味津々に聞き入っていました。

授業の後半では、手術などで実際に使用する器具を使って、骨にプレートを装着させたり、背骨にボルトを入れたり、ギプスを巻いたりする体験をさせていただきました。一つ一つの工程を丁寧に行っていくと、骨折してズレた骨が戻ったり、曲がった背骨が真っ直ぐになっていったり。先生が「工作好きは整形外科医に向いている」とおっしゃっていたのがよく分かりました。


 先生が最後に「好きなことを仕事にしてください。」と子どもたちに伝えてくださいました。忙しくても充実した日々を過ごすために、とても重要なことと私も思います。これから自分の将来について具体的に考え始める子どもたちにとって、職業選択の視点が得られる、とても貴重な機会となりました。

 

6年2組「みんなが我慢していた時、新型コロナと戦っていた呼吸器内科医のお話」(田嶌匠之助先生、37回生)

 5時間目は座学で、呼吸器内科とはどのような仕事をするのかを聞きました。レントゲンでどこに異常があるか等、興味を持って子どもたちも学んでいました。コロナ治療初期の頃に使用していた防護服も持ってきてくださって、ジャンケンで勝ち抜いた子は着させてもらいました。コロナが広がった4年前、多くの人が我慢を強いられた生活の中で、その我慢は無駄ではなかったということを改めて実感する時間となりました。

 

 6時間目は、吸入器の使い方を見本を使って教えてくださったり、実際の肺活量を測定する機械を使ったりと、グループワークをしました。子どもたち、楽しく参加していました。

 

 今回、一番印象的だったのは、緩和ケアの話でした。人の死を「墜落」(突然の死)と「不時着」(コントロールされた死」と表現し、分かりやすく説明してくださりました。また、お父様を肺癌で亡くされたことが呼吸器内科医になるきっかけとなったそうです。そういう話をしている時、やはり子どもたちは敏感に感じ取るもので、真剣に、とても静かに聞いていました。

 

 

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