仁川学院小学校
12月16日(金)、全校終日行事として学芸会及びクリスマス会を行いました。
《学芸会》
まず午前中は、3年ぶりの復活実施となる学芸会を行いました。発表・表現力を培う場として練習段階から意識して劇や音楽に取り組んできた成果を、保護者の前で発表しました。どの学年も、よい緊張感の中とても充実した発表内容で、すばらしい成長の姿を見せてくれました。
(1)劇発表の部
①5年生「消えた少年」
人生を巻き戻せるリモコンを手に入れた小学生が、失敗をどんどんやり直すうち、取り返しのつかないことが起きてしまいます。テンポのよい迫真の演技で、会場をぐっと惹き込みました。
②1年生「親切戦隊1ネンジャー」
本当の「しんせつ」とは何かを精一杯考えながら、ユーモアあふれるかわいい演技で会場を笑顔いっぱいにしてくれました。
③3年生「三年とうげ」
三年とうげで転んだおじいさんは、「3年しか生きられぬ。」と、病気になりますが、意外なハッピーエンドが待っていました。合唱を交えて、民話の世界を楽しく表現できました。
(2)音楽発表の部
①2年生
○ 合 唱 「ドレミの歌」
英語の歌詞にも挑戦しました。
○ 合 唱 「怪獣のバラード」
楽しい振り付けも入れながら、元気がはじけました。
○ 器楽合奏「となりのトトロ」
伴奏も含めて、全員の力で見事に演奏しました。
②6年生
○ 合 唱 「明日の空へ」
難しい二重唱を、心を込めて美しく歌い上げました。
○ 器楽合奏「ルパン三世のテーマ」
スイング風にノリノリで演奏し、会場を沸かせました。
○ 器楽合奏「旧友」
慣れ親しんだ名曲を集大成として演奏し、聴く者の胸を熱くしました。
終了後には記念撮影をして、卒業が近づく6年生の貴重な思い出を写真に残しました。
《クリスマス会》
午前中の学芸会に引き続いて、午後1時からコルベ講堂にてクリスマス会を行いました。毎年4年生がキリストの御降誕を再現する「聖劇」を披露し、キリストのみことばである聖書をいただきます。子どもたちが一生懸命に力を注いで準備してきたクリスマス会。御招待でお越しいただいたお客様や、たくさんの保護者の方々も心を合わせて見守ってくださる中、イエス様の御降誕をお祝いする豊かなひとときとなりました。
その昔、アッシジの聖フランシスコがグレッチオの森でキリストの降誕劇を行ったのが聖劇の始まりと言われています。仁川学院小学校のクリスマス会では、その様子を再現してイエス様の御降誕をお祝いしています。
聖歌隊の美しいハンドベル演奏から静かに幕を開け、劇中劇へと続きます。劇中劇は、マリア様のもとに大天使ガブリエルがあらわれ、聖霊によって男の子を身ごもっていると告げられるところから始まります。ベツレヘムへの旅、羊飼いたちへのお告げと、劇は進みます。
ヘロデ王の登場と大賢者の訪問で物語が大きく展開した後、いよいよクライマックスへ。こうしてイエス様の御降誕の次第を、心を込めて演じました。
しっかりと大役を果たした4年生1人ひとりの手に、竹内校長先生(神父様)の手から祝別された聖書が贈られました。この聖書で3学期から神様のみことばを勉強することになります。
4年生が一生懸命心をこめて作り上げた聖劇を、最後まで真剣に見つめていた他学年の子どもたちは、4年生に大きな拍手を送っていました。小学校全員の心を一つにして、イエス様の御降誕をお祝いできました。
このクリスマス会に集った全ての子どもたち、すべての方々に神さまのお恵みがたくさんありますように。
11月11日(金)5・6校時、卒業生特別授業「未来予想図」を行いました。今回は4・5年生が対象でした。
本校の卒業生をお招きして、職業・仕事観についてご講演やワークショップをしていただきました。この学習は、子どもたちに社会や職業への関心・希望をもってもらうことをねらいとしています。4年生にとっては、初めての体験だったので、期待を膨らませて、待ち望んでいたことと思います。それぞれの活動については次のとおりです。
4年1組「弁護士ってどんな仕事?」第25回生 福岡真之介さん(弁護士)
子どもたちにとっての弁護士のイメージの多くはテレビドラマやニュースで出てくる刑事事件を担当する弁護士ですが、実際には他にも多くの仕事があるということを知りました。まだ学校の授業で法律等を学んでいない子どもたちが興味を持てるようなクイズをしてくださいました。「弁護士が犯罪者など悪い人を弁護するのはなぜか」「レジで会計をした時におつりが間違って多く渡され、気付いたのに黙って家に帰ることは犯罪になるのか」「拾った捨て猫を家でお母さんに『戻してきなさい』と言われて戻すことは犯罪になるのか」など、どれも面白く興味の持てる内容で子どもたちは楽しみながら学びました。
その後、法律の仕組みや憲法について学び、最後には自分たちでオリジナルの法律を作りました。ユーモアあふれる法律、よく考えられた法律、様々な法律についてその場で審議し、とても盛り上がりました。福岡先生の終始穏やかな笑顔と丁寧な説明に感謝致します。今までにあまり知らなかった世界に興味を持てる良い機会となりました。
4年2組「心臓血管外科」第34回生 政田 健太さん(医師)
4年生にとって、初めての未来予想図。将来の夢を広げる素敵な時間を過ごしました。今回は医師の政田先生をお招きして、お話を伺いました。子どもたちの中には医者を目指している子も多く、興味深く話を聞いていました。医者になるには、大学を6年間通わないといけない、試験も多い、卒業後は研修医として働き、時には2時間しか睡眠がとれないときもある・・過酷なお話でしたが、最後には「大変だけど、やりがいのある仕事ですよ」と晴れやかな表情で語っておられました。患者の命を預かる大切なお仕事だからこそ、やりがいを感じ、仕事に誇りを持っておられるのだと思いました。
また、先生が専門でされている心臓についてのお話も伺いました。心臓の仕組みや役割、そして病気についても教わりました。今回は病気の中で「大動脈弁狭窄症」を取り上げ、手術方法を動画で見せていただきました。最後には手術で使用される人工弁や心臓の模型を見せていただいたり、手術の際行う縫合の一例を教えていただいたりしました。盛りだくさんの内容であっという間の2時間。子どもたちの『仕事』に対する視野を広げる、貴重な時間となりました。
5年1組「家具修理ってどんな仕事?」第19回生 西村英樹さん(家具修理士)
5年1組の未来予想図に来てくださったのは19回生の西村英樹先生です。西村先生は家具の修理のお仕事をされています。子どもたちにとっては家具の修理ということ自体、家庭でもなかなか経験することがありません。西村先生が実際にテーブルの塗装をし直したり、足の折れた椅子を修理したりしている写真を見て、こんなにもきれいに直るのだと驚いていました。最近は壊れたら新しく買い替えることが多い世の中で、どんな人が家具を修理しているのか、どんな家具が修理されてまで使われているのかなど、修理の先にある人々の思いについてもお話をしていただきました。子どもたちは家具を大事にする気持ちが強まったと思います。後半は、木工パズル作成をして実際に木を削る磨くという体験をしました。こちらも子どもたちはとても喜んでいました。
5年2組「経営コンサルトってどんな仕事なんだろう ~そして海の出会いと沖縄移住~」第25回生 吉田明正さん(株式会社ココロザシ代表取締役)
5年生になって2回目となる未来予想図の授業は、25回生で株式会社ココロザシ代表取締役をされている吉田明正さんによるものでした。前半は会社の組みを病気に喩えて説明されました。また、携わった企業のロゴマークを紹介され、知っているロゴマークを見て、子どもたちは喜んでいました。後半はスキューバダイビングの器材を教室に持ち込まれ、それらの説明をして頂きました。そして病気になった自分が、スキューバダイビングとの出会いで健康を取り戻したことも教えて頂きました。授業の結びに、「健康が一番。」、「やらされているだけでは駄目。自分からどうやって楽しもうかと思って下さい。」そして「可能性は一つじゃない。」という含蓄のある言葉を子どもたちに贈られ、授業は終了しました。
11月はカトリック教会では「死者の月」とも言われ、ずっと大切にしてきました。小学校でも、もちろん大切にしていますが、「感謝月間」として日頃お世話になっている方々のことを思い起こし、感謝する月にしています。そのまとめとして、1校時の時間を使い、感謝月間ミサを行いました。
神父様である校長先生がら「仁川学院小学校の子どもたちは、毎日の生活の中で、すべてのものを大切にする心とすべての人に感謝する心を強めていただくためにここに集まりました。どうかこの子どもたちに、あなたの優しい心と慈しみの心をお与えください。」と2回も祈っていただきました。
続いて、各学年の代表者によって家族や学校、地域で働く方々への感謝の気持ちが神様への祈り(共同祈願)として読み上げられ、その後に「主よ、私たちの祈りを聞き入れてください。」と全員で心と声を合わせて唱えました。
最後に、宗教部の子どもたちが、イエス様の体と血を表すパンとぶどう酒やお花を祭壇にお供えしました。神様から受けたお恵みに満たされ、感謝月間ミサを終えました。
11月17日(木)に球技大会がおこなわれ、2・3年生はドッヂボール、4・5年生はポートボール、6年生はバスケットボールで熱い火花を散らしました。
ドッヂボールでは、球技大会初参加でやる気満々の2年生が夢中で戦い、楽しんでいる姿がすばらしかったです。それでも、先輩としての技と意地を見せ付けた3年生の壁は想像以上に高く厚く、ハンディ点の助けを以ってしても、上級生の一角を崩すことは叶いませんでした。この悔しさが、きっと来年に繋がることでしょう。優勝争いは、3年両組が同じ勝敗で並ぶ激戦でしたが、得失点差で際どく優勝を手にしたのは3年1組のほうでした。どのチームもチームワークをよく発揮して健闘しました。友だちに懸命に声援を送る態度もすばらしかったです。
またポートボールでは、子どもたちがこれまでにしてきた、“チームプレー”の練習の成果をしっかりとみることができました。なんとかパスをもらおうと移動する子、パスを防ごうとしっかり相手チームをマークする子。そして味方のシュートを手離すまいと必死にボールをつかむゴールマンと、それを阻止しようとするガードマン。コートのあちらこちらで火花の散る白熱した戦いとなりました。
そんな熱戦の末、優勝は・・・なんとすべての試合で勝利をおさめた5年2組に決まりました!5年生はどのチームも見事な連携で相手を翻弄し、また、4年生も必死に声を出しながらクラスみんなで戦おうとしている姿が印象的でした。
そしてバスケットボールでは、6年生らしい、スピードと力強さに溢れるゲームが繰り広げられました。個人技で相手を抜き去る場面もありましたが、参加した子ども達すべてがチームプレーに徹し、自分の責任を果たしたことで、いずれも白熱した好ゲームになりました。一戦ごとに応援の声も熱を帯び、最終戦までもつれ込んだ優勝の行方は、僅差で6年2組の上に輝きました。校長先生からはゲームの内容だけではなく場面の切り替えの素早さについても褒めていただき、最後はお互いに頑張った相手チームへの感謝の拍手で幕を閉じました。
最後になりましたが、今年もたくさんの保護者の皆様に応援に駆けつけていただき、ありがとうございました。子ども達にとって、何よりの励ましになったことと思います。
10月15日(土)第61回運動会を開催しました。今年の運動会のスローガンは『グラウンドで1つになろう!』でした。競技や演技に全力で取り組むだけではなく、係の仕事や応援など、全校児童がグラウンドで1つになり、夏にリオで行われたオリンピックに負けないほどの感動を皆様に届けたいという思いが込められています。このスローガンの下、子ども達はこれまでの練習の成果を存分に発揮することができました。
抜けるような秋空に4年生の力作である応援旗や幟が映え、絶好の運動会日和となりました。開会式では全校児童の入場行進に続き、児童会役員による開会宣言、学校長挨拶、優勝杯返還と進み、やる気に満ち溢れた表情の子ども達が見守る中、児童代表が「全校児童が一丸となって、力を尽くしてがんばります。」と力強く宣誓を行いました。
午前の部は準備体操からスタートし、5年生応援団を中心とした応援合戦の後、競技種目では児童と職員による『大玉送り』、2・3年生による『徒競走』、1年生による『ボール運び』、4年生による『運命の旗』、低・中・高学年それぞれの『綱引き』を行いました。演技種目では1・2年生によるダンス『Try everything』、5・6年生による『組体操』を行いました。『組体操』ではこれまでの「扇」などに加え、BGMに合わせた「ウエーブ」などを取り入れ、新しい表現にもチャレンジしました。
応援パフォーマンスで始まった午後の部では、競技種目として、3年生による『走れ大玉』、1・5年生による『徒競走』、4・6年生による『リレー』、5・6年生による『騎馬戦』、2年生による『2人でGO!』、選手による『紅白リレー』を、演技種目として3・4年生によるダンス『仁川リオ』を行いました。また、保護者参加競技として『玉入れ』も行うことができました。御参加いただいた皆様、御協力ありがとうございました。
紅白対抗の結果は、紅組の優勝となりました。勝った紅組だけではなく、惜しくも負けてしまった白組も、全力を出し切った子ども達の顔は清々しく輝いているように見えました。まさに、全校児童の気持ちが1つになった瞬間でした。この運動会を通して子ども達は、自分で考えて動くことや、友達と力を合わせることの尊さと心地よさを感じてくれたことでしょう。なかでも、5年生は自分たちの競技だけではなく、応援団として、応援合戦をはじめ様々な場面で運動会を盛り上げてくれました。また、小学校生活最後の運動会となった6年生は、誇りと責任を持って係という裏方の仕事をやり遂げてくれました。今後の子ども達のさらなる活躍に期待したいと思います。
雲ひとつない青空の下、運動会の予行を行うことができました。
開会式では、今年の運動会のスローガン『グランドで一つになろう!』を達成するためには、他人任せにするのではなく、一人ひとりが次に何をしなければいけないのか、そのために、自分が何をしておかなければならないのかをしっかり考えて行動に移すことが重要です、との言葉を副校長先生からいただきました。
応援団
午前と午後の初めに、工夫を凝らした応援合戦を繰り広げ、全員のやる気を引き出してくれました。
中には失敗してしまう場面もありましたが、特に高学年の子どもたちの姿には、副校長先生の言葉のとおり、自分のなすべきことをしっかりと考えて行動していると思われる場面をたくさん目にすることができました。素晴らしい秋晴れの一日、精いっぱいがんばっていた子どもたちの様子の一部をご紹介します。
1・2・3・5年生 徒競走
4・6年生 リレー
団体競技(綱引き・アトラクション・騎馬戦)
(今年度から女子も騎馬戦をすることになりました)
団体演技(低学年ダンス・中学年ダンス・高学年組体操)
運動会本番まであと一週間。予行での反省を生かして、最高の運動会にしたいと思います。
15日(金)に、水泳大会がおこなわれました。
開会式でルールなどの説明を聞き、
より一層緊張感が高まってきました。
ウォーミングアップが終わると、いよいよレースの始まりです。
子どもたちは自分がエントリーした種目に出場し、
いままでの練習をぞんぶんにいかしながら泳いでいました。
また、レース中はクラスメイトから大きな声援が送られ、
大会の雰囲気は大盛り上がりとなりました。
そして熱戦の末、総合優勝は6年2組にきまりました。
大きな拍手に包まれながら、校長先生からトロフィーを授与されました。
たくさんの保護者の皆様に見守られながら、
子どもたち一人ひとりが自分の力を精一杯だしきることのできた
すばらしい大会となりました。
6月24日(金)フランシスコフェスタを行いました。
この日を子どもたちはずっと楽しみにしていました。
午前中はカルチャーとおたのしみコーナーが校舎内で開かれました。
カルチャーは去年から大人気のフットサル、理科実験、レゴ教室、プラモデル作り、陶芸と
新たにポーセラーツ、ジェルキャンドル、モスペットが加わりました。
どのカルチャーも講師の方に楽しくできる環境にしていただき、子どもたちは真剣に取り組んでいました。
おたのしみコーナーでは文房具コーナー、シスターのお店、古本コーナーでお買い物をしたり、
縁日でダーツや玉いれなどの催し物を楽しむことができました。
午後からは場所をコルベ講堂に移しました。
○×クイズ大会はクラス対抗で行われ、学校や先生についての問題を考えたりして大盛り上がりしました。
そして、今年も子どもたちのために、あのお方が駆けつけてくれました。
ジョモさんとマルコさんです。凄い演出とあっと驚く手品で、また会場は大盛り上がりでした。
クイズ大会の結果はやはり最高学年、6年2組が優勝でした。
あっという間に時間は過ぎ、子どもたち全員が大満足といった笑顔で今年も楽しいフランシスコフェスタが幕を閉じました。
フランシスコフェスタを企画・開催してくださった父母の会の皆様をはじめ、御協力いただいた保護者の皆様には
心より感謝いたします。ありがとうございました。
6月12日(日)日曜参観を行いました。
日曜日ということで、たくさんの方々に御来校いただき、子どもたちは普段以上に意気込んでいる様子でした。
担任と学年担任が担当する授業を1時間ずつ観ていただきました。普段なかなかご覧いただくことができない、学校での子どもたちの様子をお伝えできたことと思います。
参観が終わると、コルベ講堂において進学セミナーが行われました。
今年は西大和学園 中学・高等学校学園長・中学校校長の上村佳永先生に「私立中高一貫校の魅力」と題して講演していただきました。お子様の進学について関心をお持ちの保護者の皆様が多数御参加されました。
午後からは保護者の皆様の親睦ソフトボール大会を行いました。
曇った天気とは裏腹に、グラウンドでは熱戦が繰り広げられていました。どの試合も名勝負となり、学年を超えて親睦を深めることができたました。
今年度は決勝戦が引き分けに終わり、2年生チームと6年生チームが同時優勝されました。
今日は仁川学院小学校にとって、様々な交流ができた充実した一日になりました。