仁川学院小学校
2月2日(火)~15日(月)まで、放課後の時間を使って児童会主催サッカー大会があり、4~6年生の全6クラス対抗で行われました。試合は、児童会で話し合って決めた方式・ルール・ハンデにしたがって、まず、抽選で2つに分けた3クラスずつの予選リーグを行い、その後、各1位同士、2位同士が対戦する、という形で進めていきました。
気合十分の挨拶とともに、5年1組対4年2組の決勝戦が始まりました。
大接戦となり、3対3の同点のまま、勝負はPK戦にもつれこみました。
6年2組対4年1組の3位決定戦も同時並行で行いました。
優勝は5年1組、準優勝は4年2組、3位は4年1組でサッカー大会は幕を閉じました。力の限り試合に挑んだ選手たちの姿、そして、精一杯声援を送る姿は、どの子もとても素晴らしかったです。予選から全8試合、それぞれの試合、それぞれのクラスにドラマがあり、勝ち負け以上に価値のある大会になりました。卒業の日が近づく6年生にとって、きっと良き思い出として心に残ったことでしょう。
5校時に全校児童が、自宅の最寄りの駅ごとの地区に別れ、地区集会を行いました。地区集会では、高学年が司会や記録をして、自分たちの安全な登下校について話し合い活動をします。今回は平成27年度最後の地区集会でしたので、まず、この1年間の振り返りをしました。そして見つかった課題について、地区担当の教員と一緒に改善策を考えました。登下校の先輩である6年生からは、下級生に向けてアドバイスをしてもらい、みんな真剣に聞いていました。
その後、地区ごとに集団下校をしました。集団下校では、きちんと2列に並び集団で安全な下校ができるよう、全員が意識して歩行しました。駅のホームでの待ち方や電車内での態度についても、各自がしっかり意識を持って安全に、仁川学院小学校の児童らしくできるよう再確認できました。
今回の地区集会で得た自分たちの課題を生かして3学期残りの期間を過ごし、そこで得た成果を次年度に繋げてもらえたらと思います。
1月20日(水)に、1年生から5年生までの半日参観がおこなわれました。冬らしい寒さの1日でしたが、たくさんの保護者の方々に御参観いただきました。子どもたちもとても張り切った様子で、授業に真剣に向かっていました。子どもたちの頑張りからそれぞれの学年で、この1年の成長を、十分感じていただけたのではないでしょうか。
今年で阪神淡路大震災が起きてから21年経ちました。そして、震災の年に生まれた世代が成人式を迎える年にもなりました。本校では、毎年、震災の日に合わせて「祈りの日」を設定し、コルベ講堂にて追悼の集会とミサを行っています。
毎年、震災を体験した教員からの話があります。
今年は、藍澤教諭からの話でした。震災が起きた日の様子や見た光景、また、当時の心境について子どもたちに丁寧な説明があり、子どもたちは真剣に話を聞いていました。
その後、神戸市の小学校で震災復興をテーマにして歌われている「しあわせ運べるように」をBGMに、一人ずつ児童全員でキャンドルをコルベ講堂中央にある祭壇へ奉納しました。その時のキャンドルは明るく美しく、命の輝きを表しているようでした。キャンドルを奉納した後は、児童全員で「しあわせ運べるように」を歌いました。その歌声は、天国にいる亡くなった方々に届くように美しく、大きな声で、子どもたちの思いが詰まっているように感じられました。
続いて、追悼ミサがありました。ミサの説教の中で、竹内校長先生から「愛する人の存在は大きな力になり、前へと進むことができる。」「自分以外の人が苦しまないように、神様が大切に思う力を注げる人になってほしい。」というメッセージがありました。
震災を風化させてはいけないということ、当時まだ生まれていなかった児童一人一人の心の中に震災を経験した人々が学び、得たもの伝えていきたいと思います。そして、自分自身の命の尊さと同じように友達や周りにいる人、生きている全ての人の命が大切であるということを忘れず、日々過ごしてほしいと願っています。
1月8日(金)始業式を行いました。
始業式当日の朝、久しぶりに会う友人と冬休みの思い出を嬉しそうに語り合っていました。
始業式では、校長先生から今年の干支である「申」についての説明がありました。申には「伸びる」という意味があり、昨年を自分なりに反省し、今年は少しでも伸びることができるように頑張ってくださいというお話がありました。寒い中でしたが、どの学年の子どもたちからも真剣さが伝わってきました。
12月17日、コルベ講堂にてクリスマス会を行いました。毎年4年生がキリストの御降誕を再現する「聖劇」を披露し、キリストのみことばである聖書をいただきます。子どもたちが一生懸命に力を注いで準備してきたクリスマス会。御招待でお越しいただいたお客様や、たくさんの保護者の方々も心を合わせて見守ってくださる中、イエス様の御降誕をお祝いする素敵な時間になりました。
その昔、アッシジの聖フランシスコがグレッチオの森でキリストの降誕劇を行ったのが聖劇の始まりと言われています。仁川学院小学校のクリスマス会では、その様子を再現してイエス様の御降誕をお祝いしています。
聖劇が始まるとすぐに、舞台上のパイプオルガンの前に並んだ聖歌隊が、聖歌「しずけき」を奏でます。美しいハンドベル演奏から入り、会場は聖夜の雰囲気に包まれます。そして、2人による独唱へと移った瞬間、その透き通るような歌声にうっとり。そして全校合唱へと続き、更に心は高まっていきました。
劇中劇は、マリアのもとに大天使ガブリエルがあらわれ、聖霊によって男の子を身ごもっていると告げられるところから始まります。ベツレヘムへの旅、羊飼いたちへのお告げ、大賢者の訪問と劇は進みます。
ヘロデ王の抑揚の効いた迫真の演技が、会場の空気を一気に盛り上げます。こうしてイエス様の御誕生の次第を、心を込めて演じました。
しっかりと大役を果たし、大きな成長を見せてくれた4年生1人ひとりの手に、竹内校長先生(神父様)の手から祝別された聖書が贈られました。この聖書で3学期から神様のみことばを勉強することになります。
4年生が精一杯心をこめて作り上げた聖劇を、最後まで真剣に見つめていた他の学年の子どもたちは、4年生に向けて大きな拍手を送っていました。小学校全員の心が一つになって、イエス様の御降誕をお祝いできました。
このクリスマス会に集った全ての子どもたち、すべての方々に神さまのお恵みがたくさんありますように。
11月は「感謝月間」の月にあたります。カトリック教会では「死者の月」とも言われ、身内を始めとして亡くなられたすべての方を思い起こし、感謝の気持ちを新たにして、私たちの生活を振り返る月です。小学校では、1校時の時間を使って感謝月間ミサを行いました。
神父様である校長先生から、「みんなの周りにはみんなを支えてくださるたくさんの人がいることに気付き、感謝できない人ではなく、感謝できる人になりましょう。『愛は、つながりを感謝できること』なのです。」とのメッセージをいただきました。
続いて、各学年の代表者によって家族や学校、地域で働く人々への感謝の気持ちが神様への祈り(共同祈願)として読み上げられ、その後で「主よ、私たちの祈りを聞き入れてください。」と全員で心と声を合わせて唱えました。
最後に、宗教部の子ども達が、イエス様の体と血を表すパンとブドウ酒やお花を祭壇にお供えしました。神様から受けたお恵みに満たされ、感謝月間ミサを終えました。