仁川学院小学校
6月12日(金)5・6校時、5・6年生児童を対象にした卒業生特別授業「未来予想図」を行いました。
本校の卒業生をお招きして、職業・仕事観についてご講演やワークショップをしていただきました。この学習を通して、子どもたちには社会や職業への関心・希望をもってもらうことをねらいとしています。それぞれの活動については次の通りです。
5年1組「パイプオルガンの不思議な世界」~教会におけるオルガニストの役割~
第17回生 浅井 寛子先生(聖イグナチオ教会 オルガニスト)
聖イグナチオ教会のオルガニストをされている、17回生の浅井寛子先生から、「パイプオルガンの不思議な世界」というタイトルで授業をしていただきました。
5時間目の授業は、教室でパワーポイントを使って、世界中のパイプオルガンを紹介していただきました。人のひざの上に乗る小さなパイプオルガンや、鍵盤が七段もあり、スタジアムに組み込まれている巨大なパイプオルガン。世界各国の教会に設置されている美しいパイプオルガンの紹介を聞いていると、まるで世界旅行に行っているようでした。
6時間目は、実際にコルベ講堂に行って浅井先生の演奏を聞かせていただきました。ステージに上がって、先生が演奏されているすぐそばで聞くオルガンの音色は、迫力があるだけでなく、とても繊細で、聞き入っているうちにあっという間に1時間が過ぎていました。
最後は浅井先生の演奏で、「みんなで花園作ろう」を歌いました。午後の日差しの差し込む講堂に、子どもたちの歌声とパイプオルガンの音色が響く素敵な時間になりました。
5年2組「日本の食と農業について考えよう」
第22回生 清水 浩太郎先生(内閣官房内閣総務官室企画官)
清水先生は、元々農林水産省で日本の自給率や農業についての仕事をされているということで、社会の授業で4月から日本の農業について学習してきた子どもたちにとってはとても楽しみにして迎えた当日でした。今は出向して内閣官房内閣総務官室に勤められており、首相官邸で仕事をしている話は新鮮でとても興味深く聞きました。また、羽生選手に安倍首相が感謝状を渡している写真に司会として写っている清水先生を見て「わー!すごい!」と目を輝かせていました。
公務員という仕事に対して子どもたちは「どんな仕事をするのか」というイメージを持っていませんでした。そんな子どもたちに対して、清水先生は「全体の奉仕者」(日本国憲法)という、子どもたちにとって少し難しい言葉を「みんなを喜ばせる仕事」とやわらかくかみくだいて説明してくださいました。子どもたちも、公務員がどのような立場で仕事をしているのかよく分かったのではないかと思います。
授業の後半では、実際に今の日本の食料自給率の低さ、原因、対策などについてワークシートを使って考えていきました。今後、どのような形で日本の農業を守り、また、発展させていけるのか、まずは考えることが大切であるということ、子どもたちなりに考えることの出来た2時間となりました。
6年1組「眼科医の仕事って?」
第17回生 萩原 善行先生(立花萩原眼科医院)
授業の前半は、子どもたちの『眼科』というお仕事に対する疑問や質問に丁寧にお答えいただきながら、『眼科』の具体的なお仕事についてお話しいただきました。後半は、病院で実際に使う機材を用いた実習を行っていただきました。
子どもの、『仕事は楽しいですか?』という質問に、萩原先生は、『楽しいですよ。ただ、どんなことも楽しいこともあれば、楽しくないこともあります。大事なことは、何をするときにもそれを楽しいと自分で思える様になれるかどうかです。』とお答えになられました。まだまだ、楽しくないことに背を向けてしまいがちな子どもたちにとって先生のこのお言葉は、考え方を変える良いきっかけになったと思います。
6年2組「ウイスキーキャップの作り方」
第14回生 久 義裕先生(久金属工業社長)
本校の同窓会会長でもある久先生が、ご自身の会社で生産されている金属キャップについてたくさんの事を教えてくださる中で、『仕事とは・・・』ということを考える機会を与えてくださいました。
子どもたちは事前にウイスキーのキャップを配布いただいており、注意深く観察して授業に臨んだつもりでしたが、お話しをお伺いしてみると気付けていなかった多くの秘密を知ることができました。製造工程をビデオで紹介していただいたり、製造過程の品物を触らせていただいたり、実際にキャップを開けさせていただいたりと、短い時間の中で貴重な体験をさせていただくことができました。子どもたちは、特に利用する人が怪我をしないようにと安全面のことや、リサイクルしやすいようにと環境のことを考えて製品開発をされている点に感銘を受けたようでした。
今回の体験を通して、子どもたちは将来の自分を想像したのではないでしょうか。期待を膨らませて、これから益々成長してほしいと思います。
今回ご講演いただいた卒業生の皆様に感謝の気持ちを込め、今後もつながっていければ嬉しく思います。
6月6日(土)
心配した前日の雨は夜半には上がり、当日朝から大会役員が準備を整えて、甲南小学校で陸上記録会が開催されました。
参加した選手の子どもたちはみんな、開会式前の準備運動からやる気がみなぎっていました。そして、開会式でも仁川の子らしくきびきびと動きくことができていました。
50m走、100m走、走り幅跳び、走り高跳び、学校混合リレー、学校対抗リレーの種目があり、それぞれの種目で、子どもたちは1秒でも1cmでも良い記録を出すために一生懸命取り組んでいました。
大会新記録には一歩及ばずでしたが、女子50mと100mで本校の児童が1位となりました。
記録の良し悪しにかかわらず、他校の子どもたちと交流できたことが良い思い出となり、これからの学校生活の糧になったことでしょう。
25日(水)修学旅行最終日は、早起きの子どもたちの、早朝散策でスタートしました。まだ眠っている子を起こさないように、そっと出かけたホテルのそばの展望台からは、一面にカルスト台地が広がっていました。その昔ここが海の底で、サンゴが堆積して化石となり、石灰岩の台地となったことを想像しながら、そっと日の出の奇勝を楽しみました。
今日は九州へバスで移動します。途中壇ノ浦SAでは、関門海峡をバックに集合写真を撮りました。
福岡県の『スペースワールド』に到着。遊園地ではお目当ての乗り物目がけて一目散に駆け出す子どもたち。昼食も自分たちで自由にチョイスして、歓声と笑顔にあふれた半日となりました。
楽しかった修学旅行。お世話になったバスガイドさんとも、あっという間にお別れ。感謝の言葉で手を振って、小倉駅から新幹線に乗り込んだら、エネルギーを使い果たしたみんなは3日間の思い出いっぱいの夢の中へと吸い込まれていきました。たくさん学んだ修学旅行。新学期からは最高学年として、しっかり体験したことを生かしてくれると思います。
24日(火)、5年生の修学旅行2日目です。
今日は午前中に『厳島神社』を参拝し、バスで山口県に移動して『秋吉台サファリパーク』『景清洞』に行きました。
世界遺産に登録されている『厳島神社』。平安時代の寝殿造りの粋を極めた建築美で知られている日本屈指の名社です。子どもたちは参拝したり、お守りを買ったり、おみくじを引いたりしていました。
もみじ本陣で昼食をとり、バスで山口県に向かいました。
山口県ではまず『秋吉台サファリパーク』に行きました。バスでパーク内を回った後、ふれあい広場で動物をだっこしたり、エサをあげたりしました。
次は、『景清洞』。鍾乳洞の中を探検しました。子どもたちはヘルメットのライトを頼りに洞窟を進みました。途中、ライトの明かりを消して、真の闇を体験しました。
夕食はホテルでバーベキュー。みんなでおいしくいただきました。
明日は最終日。九州に移動して『スペースワールド』に行きます。
思い出に残る1日にしたいと思います。