仁川学院小学校
5月29日(水)、5年生54回生の子どもたちは本日より海事学習に参加します。海事学習では、渋川青年の家で三日間、カッター訓練や地引き網などを行います。この三日間の学習が、子どもたちにとって、渋川青年の家の生活の心得である『秩序』『友情』『実践』について、しっかりと学べる場になることを願っています。
12:00に宿舎に到着しました。宿舎前の公園で昼食を食べました。天気は、雨も上がり、心地よいくらいの暑さです。
15:00からロープ結びの活動をしました。12000年前から人は縄を使っていたそうです。ロープの結び方も300から400ぐらいあるそうです。子どもたちは青年の家の職員の方から教えてもらいながらいろいろなロープの結び方に挑戦しました。ロープ結びを通して先人の知恵を学びました。
19:15からは、海藻のしおりづくりをしました。海藻を広げて模様にしてしおりをつくります。細かな作業です。
カトリック教会では、5月を『聖母月』としてお祝いします。本校では、イエス様の母であり、私たちのお母様であるマリア様を讃えて祈りを捧げるために「聖母祭」を行います。宗教部の子どもたちが、コルベ神父様の劇 『コルベ神父様の生涯~遙かなる日本で御言葉を伝えよう~』を演じました。コルベ神父様は、いつもマリア様に祈り、恵みと力をいただいて、その生涯をマリア様と共に生きた方です。今回は、コルベ神父様が1930年に長崎の地に立ち、想像を絶する苦難の連続の末、少しずつ神様の教えを広めることに成功していく様子を本校教員が脚本にしたものを演じました。
劇を鑑賞した後、各クラスの代表が、この5月に取り組んできたことを『心の花束』として、ユリの花と共にマリア様にお捧げしました。心の清らかさ、美しさを象徴するユリの花と子どもたちの『心の花束』に囲まれたマリア様は、温かなほほえみを子どもたちに向けてくださっているかのようでした。
また、私たちをいつも見守り、恵みを注いでくださるマリア様のために、コルベ神父様も大切にされていた『ロザリオの祈り』を、全校児童で心を合わせて唱えました。最後に、竹内校長先生から、一人ひとりが大切な存在で、その全ての存在がロザリオの祈りをとおして、神様のもとにいらしゃるマリア様とも繋がることができるというお話をお聞きしました。
子どもたちは心をこめて聖歌を歌い、お祈りを捧げました。子どもたちのマリア様を見つめる瞳には、それぞれのお母さんへの気持ちが表れているようにも思えました。コルベ神父様が80年以上も前に長崎で蒔かれた信仰の種は、現在ここ仁川の地で大きく生長しています。
本日、奉仕部活動の時間を使い、前期児童会役員選挙を行いました。児童会活動の中心となる会長(6年生)、副会長(5,6年生より各1名)、書記(5,6年生より各1名)を選ぶ選挙です。立候補者は24名にものぼりました。
前日にはテレビ演説も行われ、各候補者とも、仁川学院小学校への思いを熱く語りました。マニフェストには「生活態度の向上」「他学年との交流会の実施」さらには、「平和に関する啓発活動」なども掲げられ、投票者となる子どもたちも真剣な眼差しで各候補者の演説に聞き入っていました。
開票は明日、選挙管理委員の子どもたちによって行われます。
4月30日(火)、マリアの園幼稚園の年長さんと2年生の交流会「はじめの一歩」を行いました。子どもたちは、昨年度の11月に行った第1回目から5ヶ月ぶりとなる久しぶりの再会です。57回生の子どもたちは、2年生に進級して1ヶ月という短い期間ではありましたが、かわいい年長さんのために一生懸命準備をしてきました。
みんなでお祈りをして聖歌を歌ったあと、自己紹介の代わりに名刺交換を行いました。まだ少し緊張が残る子どもたちでしたが、名刺をもらったときにはとても嬉しそうな様子でした。
当日はあいにくの雨模様だったため、予定を変更して体育館へ移動してみんなで体操をしたり手遊びをしたりして遊びました。2年生も年長さんも一緒になってとてもいい笑顔です!
楽しい時間はあっという間に過ぎ、最後に幼稚園のクラスごとに集まって集合写真を撮りました。次回は5月です。その時にはもっといっぱい遊ぼうね、と約束を交わし、笑顔でお別れできた子どもたちでした。
5月1日水曜日、歓迎遠足を行いました。今年も全校児童そろって甲山森林公園へ向かいました。
各学年2列にならびますが、1年生と6年生はペアを作って歩きました。1年生が安全に歩けるようにと、6年生は車道側を歩いたり、「車が来たから気をつけて!」という声をかけたりしていました。
甲山森林公園の野外ステージに続く道では、2年生から5年生までのお兄さんとお姉さんたちが道の両側に立ち、1年生と6年生のために拍手で迎えてくれました。1年生からは微笑ましい笑顔が見られ、6年生は少し緊張気味で1年生の手をひいていました。広場では児童会の子どもたちが前に立ち、注意事項の説明など行っていました。
児童会主催の猛獣ゲームは、司会者が出すお題で仲間を見つけるゲームです。(例:同じ星座の人で集まりましょう!)グループになり、児童会の「○○な人!」という呼びかけに大きな声で「はーい!!」と答えていました。その後は宝探しゲームです。森林公園の草木の中をくまなく探し、「ない~」と残念がる子どもや、「あっ!」と大きな声をあげて手を伸ばす子どもなど、様々な表情が見受けられました。
ゲームの後は待ちに待った昼ご飯。おやつも食べて、さぁ、自由時間です。長縄をしたり、ケイドロをしたりと、様々な遊びで顔が真っ赤になるまで遊んでいました。学年を越えて遊ぶ姿も見られ、普段とは違う楽しさを満喫している様子でした。
充分に遊び、ついに学校に帰る時間です。疲れきった1年生の手をひいてあげたり、荷物を持ってあげる6年生。1年生は最後に、今日1日お世話をしてくれた6年生と向かい合い、「ありがとうございました」と感謝の気持ちを伝えました。6年生も、疲れ切った顔が一瞬ほぐれ、嬉しそうでした。
少し肌寒い風は吹いていたとはいえ、すばらしい天気に恵まれてこの歓迎遠足を終えることができました。新入生にとっては、他の学年とも関われる初めての機会となり、素敵な思い出になったことでしょう。
春らしい天気に恵まれて、第58回入学式を行いました。
登校してくる子どもたちの顔は、どこか緊張していましたが、「おはようございます!」という元気のよい挨拶からは、「1年生として頑張るぞ!」という意思も伝わってきました。
エントランスで担任の先生にサクラの形の名札をつけてもらいました。 子どもたちは少し緊張しつつも、自分の名前が書かれているのを見て嬉しそうでした。
教室で入学式の説明を聞き、廊下に並んで入学式へ出発です。入場では、上級生が1年生のために『旧友』を演奏して歓迎してくれました。
竹内校長先生が、1年生のために、マリア様のおメダイを祝福して下さいました。保護者や上級生、先生たちが見守る中、一人ずつ段上に上がっておメダイを頂き、校長先生と握手。校長先生の笑顔につられて緊張が和らいでいる様子も、度々見られました。
児童会会長のお兄さんが、全校児童を代表して歓迎のことばを送ってくれました。最後に児童みんなで『学院歌』を歌い、式を終えました。
式後、教室に戻り、6年生のお兄さん・お姉さんから花のプレゼントを頂きました。始めは何を話していいのか分からず、笑顔の固かった6年生も、1年生と話すうちに徐々に笑顔になっていきました。この1年間、色々なことを教えてもらったり、一緒に遊んだりできるでしょう。
これから仁川学院小学校で学ぶ58回生の子どもたちが、神様のお恵みをたくさん頂き、健やかに成長していくことをお祈りしています。