仁川学院小学校

学校行事 記事一覧

2022.04.29 学校行事
スクールファミリー遠足を行いました

前日の天候不順により一日延期となりましたが、4月28日に全学年でスクールファミリー遠足を実施しました。

天気にも恵まれ、少し汗ばむくらいの快晴の中、ペア学年で仲良く西武庫公園まで歩いていきました。

道中、道幅が様いところもありましたが、高学年の見守りもあって安全に歩行することができました。

公園につくと、まずは1年生と6年生をたくさんの拍手で迎えました。1年生とペアの6年生も少し照れ笑いを浮かべながら、待ってくれていた学年と合流しました。

 

最初に、今回初めて行うことになった、異学年でのスケッチ大会です。お互いのペアで公園にある遊具やオブジェを使いながら似顔絵を描きました。どの学年も一生懸命工夫して、丁寧に思いやりの気持ちをもって描いていました。

  

それがひと段落すると、今度は仲間集めゲームを行い、自分と同じ趣味や好きな物同士で集まり、親睦を深めることが出来ました。

  

最後は、今後のために縦割りグループ(1年から6年)のスクールファミリーで集まり、リーダーを決めたり、自己紹介などをしたりして盛り上がりました。

帰りは、来た道を朝と同じように注意しながら歩いて学校まで帰りました。子どもたちも、公園ではしゃいで疲れていたかもしれませんが、最後まで気を引き締めて学校まで歩きました。

コロナ禍で遠足が出来なくなり、交流が少なくなってきた中での久しぶりの交流に子どもたちは大喜びでした。感染拡大防止対策をしながらとはなりますが、これからも子どもたちの交流を増やし、たくさんの学びを得る機会を作っていきたいと思います。

2021.12.16 学校行事
12/16(木)学芸会・クリスマス会を開催しました

 12月16日(木)令和3年度学芸会・クリスマス会を挙行しました。昨年に続き今年度も感染症対策のために観覧者の人数制限をしました。

《学芸会》

児童は運動会後からクラスで力を合わせて練習を重ねてきた成果を保護者の皆様の前で披露しました。

1年1組・2組 ダンス『一つになろう!』

「紅蓮華」「Mela!」の2曲に合わせて、精一杯踊りました。運動会の応援で使った鳴子を使ってのダンスは、揃った音がダンスに花を添えていました。

  

  

    

3年1組 劇『何でも引受株式会社』

めんどくさいことを何でも変わって引き受けてくれる『なんでも引受株式会社』。「めんどくさーい」が印象的な劇でした。

  

3年2組 劇『ヒュードロンお化け学校』

立派なお化けになりたいお化け学校の子どもたち。人間の子どもたちに困らされながらも…「うらのめしや~」で奮闘しました。

  

5年1組 劇『E.T.~宇宙から来た友だち~』

名作映画「E.T.」を再現したハートウォームな作品でした。舞台道具もたいへん素敵でした。

  

5年2組 劇『白雪姫』

何度も舞台化された学芸会の王道「白雪姫」。こどもたち一人ひとりの個性を発揮できたお芝居でした。

  

2年1組 合唱『パプリカ』 合奏『交響曲第9番 歓びの歌ROCK』

合唱では一糸乱れぬ振り付けで成長を感じさせてくれました。また、合奏では会場を大いに盛り上げてくれました。

  

2年2組 合唱『やってみよう』 合奏『ハレルヤ聖者』

合唱では元気で明るいクラスの雰囲気が伝わってきました。合奏は難しさを感じさせない一人一人の努力の跡が感じられました。

  

6年1組 合唱『星影のエール』 合奏『夜に駆ける』

最後の学芸会。6年間の思いを込めた歌が心を熱くさせてくれました。合奏は「さすが最高学年」という完成度の高さでした。

  

6年2組 合唱『栄光の架橋』 合奏『千本桜』

名曲にのせて6年間の頑張りを思い起こさせる歌声でした。合奏は、一人一人の得意を生かしたハイレベルな演奏でした。

  

《クリスマス会》

仁川学院小学校伝統の聖劇を63回生が演じてくれました。4年生は待降節の間、イエス様の降誕を祝うための準備を進めてきました。イエス様が貧しい馬小屋で誕生するまでの様子を再現した劇では、聖歌隊による美しい歌声の披露やハンドベルの演奏もありました。

4年生 聖劇『グレッチオの森の降誕祭』

 

    

そして最後には校長先生に祝別していただいた聖書を一人はずつ受け取りました。これからこの聖書を使ってより深く神様について学ぶことができます。

  

1/2成人式を迎えた4年生の子どもたちにこれからも大きな恵みと成長があることを祈ります。

2021.12.08 学校行事
12/8(水)学芸会・クリスマス会予行演習を行いました

来る12月16日(木)に控えた学芸会・クリスマス会に向けて、校内発表会を行いました。コロナ禍の影響で学芸会の実施は2年振りとなります。人が集まるのを避けるため、今年度はスクールファミリーの2学年ずつがコルベ講堂に入堂し、お互いに発表を見合う形での実施としました。運動会が終わってから少しずつ練習を進め、いよいよ他学年の前で発表するところまでこぎつけた子どもたちは、出番前には皆わくわくドキドキの表情でした。しかし、いざ幕が上がると、初舞台の1年生からこれが最後の学芸会となる6年生まで、全員が真剣な顔つきに変わり、演目が終わって大きな拍手をもらうとほっとした表情を見せていました。これからさらに1週間、今日の発表で足りなかったところを補い、本番ではさらに立派な姿を見せてくれることと思います。どうぞご期待ください。

 

4年生は聖劇、2年生は音楽発表。続いて6年生が音楽、1年生がダンス発表、最後に3・5年生が劇発表をしました。

4年生 聖劇『グレッチオの森の降誕祭』

 

 

2年1組 合唱『パプリカ』 合奏『交響曲第9番 歓びの歌ROCK』

 

2年2組 合唱『やってみよう』 合奏『ハレルヤ聖者』

 

6年1組 合唱『星影のエール』 合奏『夜に駆ける』

6年2組 合唱『栄光の架橋』 合奏『千本桜』

 

1年1組・2組 ダンス『一つになろう!』

3年1組 劇『何でも引受株式会社』

3年2組 劇『ヒュードロンお化け学校』

5年1組 劇『E.T.~宇宙から来た友だち~』

5年2組 劇『白雪姫』

 

 

 

2021.11.12 学校行事
11/12 第27回未来予想図を行いました

11月12日(金)5・6校時に4・5年生を対象に同窓生特別授業「未来予想図」を行いました。
仁川学院小学校同窓会設立以来、同窓会と小学校が協力して取り組むこの行事も27回目を迎えました。今回は2年ぶりに4人を講師にお招きして、対面での授業を行いました。ご自身の仕事や働くことの価値など様々なことを4年生と5年生の子どもたちに伝えてくださいました。

4年1組『教師のお仕事』~先生を仕事として見てみよう~ 仁川学院中学・高等学校 教諭 村田 智先生(30回生)

  

子どもたちにとっては普段身近に接している「学校の先生」を職業の「教員」として知る機会となりました。教師の仕事として、①授業 ②生徒指導 ③校務分掌 ④クラブ指導 ⑤担任業務 に分けて説明がありました。②の生徒指導について「教師の仕事は、勉強を教えるだけではありません。将来、子どもたちが社会の中で自分らしく生きることができる大人へと育つようにいろんな働きかけをします」と話され、社会人としてのマナーを学ぶこと、人間関係を学ぶこと、将来を考えて、今、行動させるなど、「教える側の思い」を語ってくださいました。

また、教員としての1日の過ごし方、時間割、週末についても話され、子どもたちは多忙なイメージを抱いたかもしれません。中学、高校の教員はクラブ指導が大変であるということがよく伝わってきました。やりがいを感じていなければ難しい仕事です。

そんな大変なこともある「教師」は楽しいものなのか?という話もしてくださりました。新しいことを知る機会が多いということで、研修旅行の話や、今までに担当してきた生徒が大きく成長して顔を見せてくれた時に嬉しかったというエピソードなど、教師のやりがいも知ることが出来ました。

最後は少し「仕事体験」ということで、グループワークをしました。お題は「ある日、あなたは地球にやってきた宇宙人に遭遇します。その宇宙人は、あなたに質問してきました。『車って何?』何も知らない宇宙人にどうやって説明しますか?何を使ってもかまいません。」でした。子どもたちは辞書で調べたり絵を描いたり写真を用いたりして説明を考えました。ただ、自分が得た知識をそのまま言葉で表現しても、相手には伝わりにくいものです。人に何かを教えることの難しさ、そして大切さを味わう時間となりました。

 

4年2組『更生保護事業について』 更生保護法人和衷会 理事 榎本容人先生(16回生)

 

榎本さんの職業である更生保護事業とは、犯罪者の立ち直りを支援する仕事です。子どもたちにとって馴染みのない仕事でもあり、授業冒頭の挨拶の中で「大人に話をすることはありますが、子どもたちに話をしたことがありませんから、退屈な授業になるかもしれません」と謙遜されていました。しかし、授業が始まると榎本さんの最初の発問「犯罪にはどんなものがありますか?」に、多くの子が挙手し、発表していました。それから「犯罪を犯した人が更生保護施設に来るまでの流れ」を分かりやすく説明していただきました。4年生にとっては少し難しい内容にも思われましたが、意外に子どもたちは興味津々で、楽しい授業展開になっていきました。

授業の後半は「更生保護事業について」で、成り立ちから職員構成までを詳しく説明していただきました。そして最後の2つの発問が特に子どもたちの心に響いたのではないでしょうか。1つ目が「どういう人が犯罪者になるのか?」というもので、子どもたちは真剣に考えていました。その答えは「規則正しい生活ができない人」でした。2つ目が「何で泥棒をしたら駄目なの?」で、ご自身に起きたエピソードを交えながら「人を信用できなくなる社会になるからだよ」と教えていただきました。

4年生にとっては初めてとなる未来予想図の授業でしたが、仕事の内容だけでなく、親や教師以外の大人である榎本さんの人柄にも興味を持ったように思えました。

 

5年1組『人を喜ばせる仕事』 社会福祉法人大瑠会 理事長 大野裕史先生(25回生)

大野先生は、こども園とメガネ店という全くジャンルの異なる2つのお仕事をされています。しかし、こども園の経営とメガネ店の経営を通じて大切に感じたことは同じだという話をしてくださいました。それは、「人を喜ばせるのは、モノではなく人」ということです。大野さんご自身も、お客さんが楽しんでくれるようなメガネ店や子どもたちが過ごしやすい子ども園づくりを心掛けているということで、その工夫を教えていただきました。

後半は、「人を喜ばせる」ことをテーマにどうしたら幼稚園やお店が楽しくなるかを、子どもたちが考え、話し合いをして、意見を発表しました。子どもたちなりに他者の気持ちになって考えることができたことが、何よりも意義深いことでした。
今回、大野先生から教えていただいた自分が楽しく仕事をすることで人を喜ばせることができるということ「仕事=人を喜ばせること」は、どんな仕事だろうと必ず役立つ考え方です。ぜひ子どもたちもその気持ちを忘れることなく、自分の将来に活かしてもらいたいと思います。

 

5年2組『SDGsな会社つくりませんか?』 株式会社中北製作所 代表取締役社長 宮田彰久先生(31回生)

 

今回のテーマは「SDGsな会社作りませんか?」ということで、まず宮田先生が社長になるまでの経歴や社長の仕事についてお話をしていただきました。小学生時代の思い出や級友との関わりをユーモアたっぷりにお話してくださり、教室は大盛り上がりでした。また、社長になるまでの苦労やそこで得られたものについて、小学生にもわかりやすく伝えていただきました。子どもたちにとっては、想像していた社長像とは少し違い、人と一緒に働くことの意味や価値を学ぶことができました。

6時間目は「もしも私が社長になったらどんな会社を作りたいか」をテーマに、グループワークを行いました。当初は、15分の話し合いの後、各グループで考えた内容を発表する予定でしたが、予想以上に話し合いが盛り上がり、結局40分間ずっと話し合いをしていました。どの班も面白い発想が飛び交い、実際にありそうなものから実現したらよりよい生活になりそうなものまで魅力的なものばかりで、聞いているだけで楽しくなりました。

 

卒業生の母校の後輩を思う気持ちによって支えられているこの行事が、児童にとって未来を描くきっかけとなることを心から祈っています。