仁川学院小学校
9月25日(月)第3回となる仁川ステーションは、マリアの園幼稚園長である赤尾満治神父様に『マリア様の心』と題して講演いただきました。
赤尾神父様は、昨年度までは長崎の聖母の騎士社で『聖母の騎士』の印刷に携わっておられました。その聖母の騎士誌の表紙には毎回マリア様の絵が載せられています。今回は、それらの絵を見せていただきながらお話しくださいました。
それぞれの絵に描かれているものが何を表しているのかを解説しながら、マリア様の一生をお話しくださいました。マリア様の衣服の色にはどのような意味があるのかや、手に持っているものやイエス様の手にとまっている鳥の色の意味などもお伺いすることができ、今後、聖母の騎士誌を見る際の新しい視点を得ることができました。
「大天使よりも赤ん坊の天使の方が位が高い」、「絵の中には三位一体を表している部分を含むものがある」、「十字架から下ろされたイエス様を抱きながら天を仰ぐマリア様の絵からは特別な意味を読み取ることができる」、「十字架から下ろされたイエス様の絵の中にはフランシスコが描かれているものがある」、「マリア様は72歳でお亡くなりになられたが、天に上げられる姿は非常に若く描かれている」・・・等、コルベ神父様が特に崇敬しておられたマリア様のお話を伺い、母としての生き方やこどもへの愛情について深く考えることができ、たいへん有意義な時間を過ごすことができました。
次回の第4回仁川ステーションは、11月13日(月)10時50分~、岡山県立岡山盲学校の講師をされている竹内昌彦先生をお招きして、コルベ講堂にて行います。
9月11日(月)の1時間目に、1,2年生を対象に、西宮警察の方に来ていただき防犯に関するお話をしていただきました。
見知らぬ人と外で出会ったときにどうすればよいか、どんなところに気をつければよいか、子どもたち自身が自分の身を守る術を考える時間となりました。
場面として、「見通しの悪い木陰」「十分に整備されていない(清掃が行き届いていない)公園」「街中」を例に出して説明していただきました。
人気のないところを通ると襲われた時に周りに気づいてもらえず危険である、防犯ブザーは見えるところについていると不審者は警戒するので予防になるなど、具体的な場面を想定してご説明していただきました。
子どもたちは興味深く話を聞いていました。思わず興奮して騒がしくなってしまい、注意を受けることもありましたが、集中して話を聞いていた証拠でもあります。今回のお話は、子どもたちの心に残ったことと思います。
危険を避けて、「自分の身を自分で守る」意識をもち、これからの学校生活を送ってほしいと思います。
長い夏休みが終わり、いよいよ2学期が始まりました。
まず、夏休みを大きな事故や怪我がなく過ごせたことを神さまに感謝し、これからの2学期を見通しを立てて過ごせるようにお祈りをしました。
校長先生のお話では、この夏、ブラジルに行かれた時のことをうかがいました。昔、ブラジルに移り住んだ日本人の方々は、大きな苦労をして言葉や文化の壁を乗り越え、研究を重ね、家族と力をあわせて土地を切り開いてきたというお話でした。
子ども達にも行事の多い2学期を、この日系ブラジル人のように、一つひとつの積み重ねを大きな力として新しい挑戦に向かってほしいというメッセージを伝えられました。
次に、2学期から新たに来られる先生の紹介がありました。また、1年生に新しいお友達を迎え、小学校に入ったお祝いに、マリアさまのおメダイをプレゼントしました。
これから始まる行事の多い2学期を、子ども達が神さまに見守られて大きな力を発揮することができますように。
7月30日(日)10:00から12:00まで本校で入試説明会・学校探検を開催します。
入試説明会参加対象
本校の入試にご興味のある保護者様(予約不要)
学校探検参加対象
年少、年中、年長児 (要予約)
入試説明会・学校探検プログラム
上の画像をクリックしてください。PDFファイルが開きます。
「入試説明会」では、平成30年度入学試験の概要についてご説明し、本校の目指す教育についてお伝えさせていただきます。
また、入試説明会と同時に開催する「学校探検」では、お子様をお預かりして本校の教員と触れ合いの時間を過ごしていただきます。学校の先生や広い教室、学校ならでは教材や教具に触れてもらいながら、学校の楽しさを感じていただきたいと思います。
なお、学校探検は事前のお申し込みが必要です。参加ご希望の方はこちらからお申し込みください.
◆車での来校は、ご遠慮ください。
水泳授業が始まり、泳力別に分けられた水泳グループでの練習が本格的に始まっています。
今年度から新しく「水泳レベル検定表」ができ、子どもたちは級を上げるために頑張っています。また、四年生以上は校内水泳大会があります。
個人種目やリレー種目で活躍できるように、タイムを縮めるための努力も必要となってきます。
自然教室の2日目が始まりました。朝から濃い霧が発生し、肌寒い朝となりました。
それでも、こどもたちは元気に朝を迎えました。いつものようにお祈りで始まった「朝の集い」では校長先生が自然や生き物を愛したフランシスコ様のお話をとおして自然教室のめあてを意識して行動することをお話してくださいました。その後、朝の体操をして、眠っている体にエンジンをかけました。
次に、2日目も元気に過ごせるように朝食をとりました。校長先生も準備をお手伝いしてくださいました。こどもたちは昨日の夕食をしっかりとっていたのですが、お腹がすいていたようで、おかわりを何度もしている姿もありました。
しっかり朝食をとって、エンジン全開になったこどもたちは焼き板作りに挑戦しました。
板を布でこすっていくと少しずつきれいな焼き目が姿を現し、そこに一人ひとりがデコレーションしていきます。腕が痛くなったり、手や顔が炭で汚れたり、作業はたいへんでした。しかし、少しずつ出来上がってくると、互いに見せ合いながら、その工夫や出来栄えを評価しあっていました。
どれひとつとして同じものがない世界にひとつだけの焼き板を、この自然教室の思い出として持ち帰りました。
いっぱい力を使って、いっぱいよごれた後は、ドラム缶風呂体験をしました。空も朝の様子とは打って変わり、心地よい日差しがあたりを明るく照らしてくれていました。
大自然の中、二人ずつ仲良く肩を寄せ合い、2日間の疲れを癒しました。
最後は、昼食をとって、閉校式を行いました。
めあてをもって臨んだ2日間。こどもたちはたくさんの課題を見出すことができました。他方で、わずかの間にも成長したことがありました。ホテルの方からも少しずつ成長していってほしいと励ましの言葉をいただきました。
来年度は冬にスキー教室で訪れます。そのときまでに、今回の課題をひとつずつ克服し、成長した姿をお見せしたいと祈りました。
学校に帰ったあと、最後に校長先生から「課題も見つかったけれど、2日間の間にしっかりとお話を聞けるようになった」ことを褒めていただきました。この成長を、これからの学校生活に生かせるよう来週も元気で登校してほしいという言葉に気持ちを新たにした60回生でした。
たいへん充実した2日間でした。
6月9日(金)5・6校時に5・6年生を対象に同窓生特別授業「未来予想図」が行われました。
今回で20回目を迎えるこの行事は、仁川学院小学校同窓会設立以来、同窓会と小学校が協力して取り組む最も重要な活動のひとつです。今回も社会の一線で活躍する先輩方が、ご自身の仕事や働くことの価値など様々なことを子どもたちに伝えてくださいました。
5年1組 「命のリレー~移植医療について~」 大阪大学大学院 医学系研究科泌尿器科学 中澤成晃先生(33回生)
大阪大学医学部を卒業された先生はその後、いろいろな病院で実績を積まれ、現在は大阪大学大学院で研究をされています。「仁川学院小学校時代」から「先生の今」に至るまでの波乱万丈な人生を子どもたちにお話してくださいました。
泌尿器科を専門とされる先生は腎臓などの臓器移植の手術を数多くされてこられたようです。実際の手術の動画などを見せてくださり、医療現場の様子をとても詳しく教えてくださいました。
講義の最後では『後輩の君たちに伝えたいこと』として、「まず自分で考える」「当たり前のことに疑問を持つ」「精力善用 自他共栄」「人との縁こそ財産である」という4つのメッセージを贈ってくださいました。子どもたちも「先生みたいになりたい!」という憧れと、充実感であふれていました。
5年2組 「相撲ってすごい!~本当の強さを求めて~」 貴乃花部屋 佐藤貴信先生(貴景勝光信/48回生)
小学生のときから相撲を始めた佐藤先生は、少年時代の夢をかなえ今では幕内力士として活躍されています。今回は相撲との出会いや力士になるまで、小学生のときの思い出などをとおして夢をかなえるためには目標を持つことがとても大切だというお話をしてくださいました。
途中、こどもたちからの質問コーナーでは、ご飯をどれくらい食べるのかや毎日の過ごし方など佐藤先生からでしか聞けないお話もしていただきました。
次はお待ちかねの運動場に出て四股や股割り体験、そして相撲対決をしました。男子全員との一番では何とか佐藤先生を押し出すことができました。
最後に、佐藤先生が「何事もたくさんの人、特にお家の方の支えがあってこそできるので、感謝することを大切に目標を持って頑張ってほしい」と熱いメッセージをいただきました。こどもたちにとって、本当の強さを感じる豊かな時間でした。
6年1組 「火山のふしぎ~西之島はどうやってできた?~」 山梨県富士山科学研究所 吉本充宏先生(22回生)
普段は富士山の地層の研究をされている吉本先生に、火山について写真や映像で詳しくお話していただきました。日本は世界の中でも火山が多く集まる地域となっていて、日本人の暮らしに切り離せないものです。その火山を研究することで防災に役立てたいというのが、吉本先生の願いでした。
授業では、まず火山の種類や特徴について教えてもらい、マグマの粘性や火口の大きさが火山の形に影響を与えることを知りました。そしてコーラをマグマに見立てて、火山の噴火実験を行いました。ペットボトルに空けた穴の大きさによって、噴火の仕方が変わることがよくわかりました。
その後は、小笠原諸島に海底火山が海面に出てきて新しい島になった西ノ島の誕生から現在の様子についてお話していただきました。なんと吉本先生は、西ノ島に初めて上陸した人間だそうです。たくさんの研究者と共に、西ノ島の上陸調査を行ったときの様子もたくさん教えていただきました。子どもたちはどの話にも興味を持って聞き、自分の頭で考えて行動し、新たなことを発見することの楽しさやすばらしさを感じることができました。
6年2組 「チャレンジが作る未来~研究・開発/マーケティングのお仕事~」日東電工株式会社核酸医薬事業統括部 事業企画部課長 松縄彩子先生(25回生)
松縄先生は、会社の基盤であるテープ作りの技術・研究を応用展開して、医療用途製品や医薬品の開発に携わってこられました。例えば、肌にしっかりとくっつきながらも皮膚を傷付けにくい医療用テープは、新聞紙に貼り付けると、剥がしても新聞が破れません。実際に体験させてもらった子どもたちから「おー、すごい!」と歓声が上がりました。どの製品も、「こんなことができたら便利だな、役立つな。」という思いを出発点とし、PDCAサイクルによる工夫を重ねて生み出され、現在広く一般に使用されているものだというお話は、とても説得力がありました。松縄先生は現在、こうした事業企画の分野の仕事に魅せられ、携っておられます。
そして後半は、子どもたち自身が製品開発のマーケティング会議にチャレンジしました。4つのチームに分かれ、まずチーム内で全員が提案し合い、議論して1つに絞り込み、プレゼンテーションしました。目を輝かせて活発に話し合った末、「多機能コンタクトレンズ」、「超エコカー」など、どのチームもいいアイデアが生まれました。
自分の発想を大切にし、周りの人と協力して何かを作ることのすばらしさを実感できて、将来に向けての貴重な糧をいただくことができました。
6月15日(木)60回生が楽しみにしていた自然教室が始まりました。
今日から始まる兵庫県養父市関宮町鉢伏高原での1泊2日の宿泊学習は、3年生にとって初めての体験です。
バスの中ではクイズ大会や歌の練習をしたり、ゲームをしたりと楽しいひと時を過ごしました。
いよいよグリーンホテルやまなみに到着。3年1組の学級委員がお世話になるホテルの方に挨拶をして開校式を行いました。
昼食を済ませると、最初のプログラム山登りです。高丸山への約800mの高低差を一生懸命に登りました。足が痛くなる子もいましたが、全員無事登頂できました。
次は、夕食のカレー作りです。火をおこし、カレーの具材を切り、普段は慣れないことだったためか、こどもたちは悪戦苦闘していました。しかし、苦労しただけ、おいしいものです。こどもたちだけでなく、先生方もたくさんおかわりしていました。
登山とカレー作りで汗をいっぱいかいた後のお風呂でこどもたちはリフレッシュして、夜はキャンプファイヤーをしました。立ち上る炎を囲んで、ゲームを楽しんだ後は、みんなで息を合わせて踊りました。こどもたちの絆の強さに心を打たれたのか、ゲストも登場し、こどもたちのとって忘れられない思い出になりました。
楽しい一日もあっという間に過ぎ、本日最後のプログラム反省会を行いました。
校長先生から今日の課題を明日に生かすように励ましの言葉をいただくとともに、神様は必ずこどもたちの成長を見守っていてくださるのでがんばるようにと勇気づけていただきました。
今日一日の様々な学びを、成長に変えていってくれるよう期待を高めた一日となりました。