学校行事
仁川学院中学校では「園芸」に取り組むことになりました。
学院訓の一節に「大自然に学び愛せよ」とあります。園芸を通して、五感で自然に触れます。自分たちが食べる野菜がどのように育ち、そしてどういうふうに流通するかを知ることで、社会とのつながりを体感します。理科だけでなく、社会、国語など複数教科で学んだ知識を使っての活動です。
このような目的意識を共有するために、まずは全校生がコルベ講堂に集まり、ガイダンスを受けました。植物の生長は、気候や気温などの自然条件に大きく左右されます。害虫との戦いもあります。育てるためには、さまざまな視点から思いをめぐらせることが大切だとわかりました。
ガイダンスの後は、実際に畑に出て、鍬やシャベルを使って、土を耕す体験です。3学年男女混合で編成された5~6人の班での活動。お互いに声を掛け合い協力する、コミュニケーション力も必要。不慣れな農機具に苦闘しながらも、少しずつ上達していき、充実した笑顔と歓声が増えていきました。
また、身近な野菜に関するクイズ大会も行いました。畑に植わっている葉や茎の写真から、どんな野菜なのかを考えるクイズです。スーパーで売られている野菜がどんなふうに育ってきたのかを確認できました。
今日は、まだ序章に過ぎません。2週間後は、肥料を混ぜて野菜を育てるための土作りをします。また、この「園芸プロジェクト」の名称を、生徒たちみんなで考えます。生徒たち自身で考えた名称が、仁川学院中学校のこれからの教育の1ページを飾ります。どんな名前に決まるのか、とても楽しみです。