学校行事
2月28日(火)、コルベ講堂にて第53回高等学校卒業式を行いました。天候にも恵まれ、卒業式に相応しい気持ちの良い一日となりました。
9時半からの卒業生入場では、少し緊張した表情だった3年生たち。入場後は、感謝のミサに与りました。仁川学院で与るミサもこれで最後。一言一言に思いを込めながら典礼文を読み上げる様子からは、少しずつ緊張がほぐれてきていることがわかりました。
ミサの後は、学院歌を斉唱し、卒業証書の授与へと移りました。クラスの代表が大きな声で返事をし、壇上に上がり満面の笑みで卒業証書を受け取りました。皆勤・精勤賞の授与の後には、学校長の式辞がありました。
「3年間の学んだ事、思い出を胸に刻んで大切にしてこれからの人生を歩んでいって欲しい。これからの人生、困難は必ずあるでしょう。”どうしてこんなことが起こるのか”、”何でなんだろう”、”自分はひとりぼっちだ”…、そう思うこともあるかもしれません。しかし、そういう時ほど、高校時代の仲間を思い出して欲しい。光へ向かって歩いて行ってください。」
との話で、最後には「君は一人じゃない」というタイトル通りのメッセージが込められた歌を披露しました。学校長からの「絶対にくじけないで。」というメッセージに胸が熱くなりました。
続いて、在校生からの送辞で、「これからの長い旅の中で、困難にぶつかったら仁川学院で培った大きな力で乗り越えていって下さい。」と言葉が送られました。
卒業生からは、「仲間に出会って価値観が変わりました。虚勢を張るのではなく、信頼して協力し合うことの大切さ、”心を許せる人と時間を共有する”ということの大切さを知り、一人ひとりがかけがえのない存在だからこそ互いに違った意見も言い合える。それが今は理解できます。私たちはみんな周りの人から愛されているのだということを忘れないで、これからも力強く歩んで行きます。」と、答辞が送られました。
式も終盤にさしかかり、最後は卒業式歌斉唱で幕を閉じました。吹奏楽部の演奏による卒業生退場の場面では、思わず感動して涙を流している生徒も多く見られました。アゴラ階段での集合写真撮影の後は、部活動などの後輩達によるお祝いの花束贈呈や記念撮影など、各々、しばらくの時間、最後の交流を楽しみました。
その後は、各クラスの最後のホームルームへと戻っていきました。
最後となりましたが、ご卒業された3年生の皆さん、保護者の皆様、本日は誠におめでとうございます。卒業生たちのこれからの未来が明るいものになりますように、心よりお祈り申し上げます。