学校行事
絶好の行楽日和に恵まれた11月4日(金)。中学1年生の校外学習を京都嵯峨野地区、嵐山周辺で行いました。新型コロナウイルス蔓延防止策としての移動規制緩和に伴い、外国人観光客や一般客。そして学校行事での学生団体も多く、賑わいを取り戻した京都の地で、秋を満喫してきました。
この校外学習では、古都・京都の散策を通し歴史や文化財への興味を深めるほか、事前・事後の学習を通し、班別活動で「協働」「協力」といった、将来必要なスキルを身につけるトレーニングを行います。また、次年度の研修旅行の予行演習も兼ねており、ちょうど一年 後、生徒たちは遠く離れた長崎の地で、班別自主研修に臨むこととなります。
現地集合、現地解散となる校外学習。生徒たちは各家庭からまず阪急電車桂駅を目指します。徒歩で嵐山公園中之島地区に集合すると、さっそく班に分かれ活動開始です。ここから先は、京福電鉄嵐山線、通称「嵐電(らんでん)」をつかいながら、あらかじめ計画したルートをたどっていきます。長崎市内での移動も路面電車を活用することとなりますので、まさに予行演習としてふさわしいと言えます。
さて、携帯電話・スマートフォンが当たり前の世の中となり、道案内も自分の端末で済ませられる現代ではありますが、今回は観光マップを用い、あえて不便を体感させながらの移動です。国宝「弥勒菩薩像」を安置する「広隆寺」、「石庭」で有名な「龍安寺」の2つのチェックポイント以外は、班で訪問先を決定。それらの歴史や見学のポイントなども調べ、昼食も含めて時間通りに回れるように計画を立ててきました。
慣れない場所での活動ですが、班員同士が声を掛け合ったり、気配りをしながら散策する様子が各所で見受けられました。チェックポイントの教員を見つけると、たどり着いた安心感からか思わず手を振り、笑顔を見せる子もいました。
計画通りに活動できた班だけでなく、時間が足りず訪問先を減らした班や、集合に間に合わない班もありましたが、最終的には全班無事に、出発点でもあった嵐山・中之島公園にたどり着きました。
散策中に各班で撮影をした画像は、「フォト&キャッチコピーコンテスト」として、事後学習での京都の魅力を伝えるプレゼンにつなげていきます。中学生目線でどのようなフォトジェニックな作品に仕上げるか、楽しみにしていたいと思います。