長崎研修旅行

【中学】修学旅行1日目

2017.11.07

11月7日(火)中学2年生の修学旅行が始まりました。

中学校の修学旅行は本学院にゆかりのある聖コルベの足跡をたどって、毎年長崎を中心に九州を訪問しています。日本におけるキリスト教信仰の歴史を学ぶとともに、原爆が落とされた地を直接訪ねて、改めて戦争と平和について考えます。また学校・家庭を離れた環境の中で、自分のあり方や責任の負い方、礼儀作法などを学ぶことも目的としています。

生徒たちは夏休みの間からこの修学旅行に向けて原爆や戦争、長崎の街などについて事前学習を行ってきました。この旅では仲間との絆を大切にしながら、五感をしっかりとはたらかせて、学び多き4日間にしてほしいと思います。

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朝7時30分、新神戸駅に全員が集合しました。出発式では教頭先生のお話と諸注意、お世話になる添乗員さんとカメラマンさんの紹介をおこないました。そしてお見送りの保護者の方に挨拶をして、新幹線に乗り込みました。

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約2時間半で博多駅に到着し、バスに乗り換えて最初の目的地の大宰府政庁跡に向かいました。

7世紀後半、地方の豪族の国々を監視し、また朝鮮半島や大陸との外交の拠点としてこの太宰府の地に、大和朝廷の役所が設置されました。現在は、公園として整備されているこの大宰府政庁跡でお弁当をいただきました。

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続いて、大宰府政庁跡のすぐ近くにある太宰府天満宮に向かいました。三大天満宮のひとつであるここは、学問の神様・菅原道真が祀られています。クラス毎に記念撮影の後は、各自本殿前でお参りをしまいた。お守りやおみくじを購入している生徒も見受けられました。

太宰府を後にして、次は福岡県の南部にある大刀洗平和記念館に向かいました。

戦時中、大刀洗には旧陸軍が東洋一と誇った大刀洗飛行場を含む多くの軍事施設がありました。また、特攻隊で有名な知覧や鹿屋までの隊員の養成や中継基地としての役割だけでなく、実際にこの地からも多く若者が特攻に向かったそうです。

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ここでは、館長さんのお話を聞き、大刀洗にまつわる映像を見た後、語り部の方の詩の朗読を聞きました。生徒達の表情は真剣そのもの。自分たちとほとんど歳の変わらない少年飛行隊員が、ここで最後の時間を過ごし、家族に向けて残した手紙など目の当たりにした生徒たちは、改めて平和の大切さを実感していました。

そして、バスに揺られて2時間半ほどで1泊目の宿、島原温泉・ホテル南風楼に到着しました。

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さっそく夕食をいただき、入浴後は大広間にて、明日の予定を確認しました。その後、全員でお祈りをして午後10時すぎに消灯、第1日目のプログラムは予定通り終わりました。全員元気に旅行を続けています。

明日は島原の自然とふれあう体験学習とペーロン体験、そして長崎・聖母の騎士修道院を訪れます。明日もお楽しみに。