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10月6日(金)高校2年生Cαコースは、神戸女学院大学を訪問し、今年度3回目の模擬講義を受講しました。
前回は、モーリシャスのタンカー事故について、理系的側面からの講義を受けました。そして今回は、文学部総合文化学科の北川将之先生による、国際関係の視点からの講義を受講しました。
クレオール、グローバルサウス、文化的分業…高校生にとって馴染みのない言葉が出てきます。一つの物事について考えるときには、それに関連する背景的知識が大事で、やはりさまざまなことを「知る」ことが大切だということを感じることができたのではないかと思います。
「インド系・アフリカ系・ヨーロッパ系・華僑と、様々な文化的背景を持った人々が暮らすモーリシャスで、重油流出事故の時には普段あまり交わることのない人々が協力してボランティア活
動を行った。これはなぜか」という質問について考えました。さまざまな意見が出ましたが、最後に北川先生が、「それぞれの立場によって思惑は違うが、利害関係が一致したときに協力関係
が成立する。これが国際関係です」とおっしゃいました。このとき初めて、国際関係について学ぶ「入り口」に迎え入れられたような感覚になりました。大学に行くと、さらにその先の詳しい
ことを学ぶことになります。そんな学問への憧れを一人でも多くの人に持ってもらえたらと思っています。