学校行事
11月4日(土),11日(土)の2日間、中学3年生アカデミアコース生は 武庫川女子大学 薬学部 化粧品科学研究室に訪れました。 大学に訪れた目的は武庫川女子大学 薬学部 仁木先生ご指導のもと、 市販美白化粧品のメラニン抑制効果を確かめる実験を行い、 その効果を検証するためです。 11月4日(土) まず、化粧品とは何か。化粧品産業についてなどをクイズを交えながら学びました。 化粧品と聞くと口紅や化粧水などのイメージがあるかと思います。 実は他にもシャンプーや日焼け止めクリームなども化粧品に該当します。 クイズの正解が発表されると生徒たちからも驚きの声があがっていました。![]()
化粧品について学んだあとは実験器具の使い方について学びました。 中学や高校ではなかなか手にすることがないマイクロピペットを使用しました。 マイクロピペットでは名前の通り、マイクロリットル(ミリリットルの1000分の1)の 単位を計測することができます。 水を用いて練習を行いましたが、その正確性には生徒も感心していました。
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さて、マイクロピペットの練習も終わり、いよいよ実験です。 市販化粧品4種類をマイクロピペットを用いて希釈し、様々な濃度の化粧品を作ります。 そして、肌のシミの原因となるメラニン色素の生成が化粧品の種類、濃度によって どのように抑制されるのかを数値化します。数値化には吸光度を用います。 吸光度を計測する機械は非常に高価で、生徒も慎重に作業を行っていました。
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11月11日(土) この日は先週行った実験結果をグラフにしました。グラフ用紙に手書きで行うため、 縦軸と横軸の尺度をどうするかということに苦戦していました。 ただ、一度要領を掴むとスラスラとグラフを書くことができる生徒が多数いました。![]()
実験結果をグラフにすると、メラニンの生成が抑えられているものが一目瞭然となりました。
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最後に、仁木先生の研究室にお邪魔させて頂きました。 研究室では、日焼け止めクリームの効果を見たり、顔の肌年齢やシミ、 赤みなどを分析する機械を実際に使用するなど様々な体験をしました。
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中学生が大学の研究室を訪れる機会は、本当に貴重なことです。 今回の経験は生徒にとって将来を考えるきっかけの 一つになったのではないかと思います。