【高校2年】校外学習を行いました

2024.06.06

5月29日(水)、高校2年生を対象に校外学習を行いました。研修旅行でイタリアや東北・北海道に行く生徒の事前学習として、北淡震災記念公園と大塚国際美術館に行きました。

北淡震災記念公園では、阪神大震災で現れた野島断層をありのままに保存・展示しており、地震によってどのような被害が起きたのか、色んな角度から学ぶことができます。地震によって地面がどれだけ移動したか、断層やメモリアルハウスの塀などで実際に見ることで、震災の被害や規模の大きさを体験しました。生徒たちは、避難グッズの展示コーナーや、被災した家をそのまま再現した展示、過去の地震映像とこれから予想される被害がまとめられた映像を見て、意見を交わしながら真剣に見学していました。東北・北海道に行く生徒は、今回学んだ阪神淡路大震災と東日本大震災との違いを更に感じることができるでしょう。未来を予想し、備えていく大切さを学んでいくことができればと願います。

その後に訪れた大塚国際美術館では、1,000点以上の西洋名画が陶板で原寸大で再現されており、時代ごとに変化する表現を体感することができました。バチカン市国にあるシスティーナ礼拝堂の壁画など、見ごたえのある作品がたくさん展示されているため、生徒は時間が許す限り鑑賞を楽しんでいました。

美術館に行く事前準備として、美術教員から見どころや絵画の裏話などを学んだ後、班に分かれてどの作品に興味があるかを話し合う時間があったこともあり、今まであまり芸術に興味がなかった生徒も意欲的に鑑賞していたように感じました。また、しおりに掲載された〝教員のおすすめ作品を探そう〟というミッションの全クリアを目指して、班員と協力して探している班もあり、各々の楽しみ方で充実した時間を過ごすことができました。イタリアに行く生徒は、今回観た美術作品の本物を、現地でもう一度観ることができます。さらなる発見と学びを期待しています。

生徒たちは、自分が感動した作品、新しい発見があった作品、紹介したい作品について後日フォトエッセイを作成します。どんなフォトエッセイが出てくるのか、とても楽しみです。

校外学習を通じて、クラスの仲が一層深まったように感じます。様々な場面で中心となる高校2年生が、これからより一層学校行事を盛り上げてくれることを期待します。