学校行事

【高校】第55回高等学校卒業式を実施しました

2019.02.28

平成31年2月28日(木)第55回高等学校卒業式を実施しました。朝から天気はあいにくの雨となりましたが、無事に式を執り行うことができ、卒業生たちが仁川学院を巣立っていきました。

 

式は、吹奏楽部の演奏にあわせて卒業生の入場から始まり、その後、感謝の祭儀に与りました。仁川学院での最後のミサに、卒業生たちも心を込めて祈りを捧げ、講堂内は神聖な空気に包まれました。

 

 

仁川学院歌斉唱の後は、卒業証書授与へと移りました。担任より氏名を呼ばれた生徒たちは、大きな声で返事をし、起立しました。立派な姿に心を打たれた保護者の方々もたくさんいらっしゃったのではないでしょうか。

 

その後、皆勤賞、精勤賞、クラブ活動等で優秀な成績を収めた卒業生の賞状授与があり、学校長式辞に続きました。学校長より、「卒業し、それぞれ進学や就職など新しい道を歩んでいくけれど、これからの人生は自分で正解を見つけに行くことになります。これまでは正解があることをたくさん学んできたけれど、これから先は正解がないこともある。その時こそ、これまで培ってきたことを使って答えを導き出してほしい。道に迷ったり、悩むことがあったらいつでも仁川学院に帰ってきて、正解のヒントをもらいに来てください。皆の周りには仲間がいます。友達、両親、先生、何より神様。悔いのないように一人ひとり、自分の人生を作っていってください。これからの皆さんの旅路に神様の祝福があるようにいつまでも祈り続けています」とお言葉をいただきました。

続いて、在校生より「時に厳しい意見を率直に伝えてくださった先輩方。自分たちの進む道が本当にこれでよいのか悩んだ際に見えた先輩方の後ろ姿は、「大丈夫」と教えてくださっているようで頼もしかったです」と送辞がありました。

 

それに答えるように、卒業生からは「今日が卒業の日とは思えません。入学式を迎えたことがこの前のようです。この3年間で、自分自身のアイデンティティが何なのかとても悩みました。しかし、周りの両親や先生方に助けていただき少しずつ見つけることができました。どのような時もこれから「私は私」と胸を張って生きて行けるようになりたい。これからも人格を磨き続けることが支えてくださった皆様への恩返しだと思います。自分と他者を輝かせるもの、それが和と善です。これから私たちは別々の道を歩んでいきますが、和と善のしなやかなパワーで人を愛し、人に愛され、輝かしく生きていきます。3年間本当にありがとうございました」と答辞があり、会場は感動に包まれました。

 

最後の卒業式歌斉唱後の卒業生退場では、胸がいっぱいになり涙する卒業生もたくさん見られました。3年間の思い出が一気に押し寄せてきたのでしょう。これまでの3年間を締めくくる素晴らしい卒業式となりました。

 

講堂内での全体集合写真撮影の後は、部活動の後輩たちが卒業生を祝福しに来校していました。それぞれに花束や記念品などを贈り、記念撮影し歓談した後、卒業生たちはホームルームへ向かいクラスで最後の時間を過ごしました。

本日ご卒業された卒業生の皆さん、改めておめでとうございます。これから歩んでいく皆さんの人生が素晴らしいものになりますよう、教職員一同心よりお祈り申し上げます。卒業してからも仁川学院で培った多くのことを忘れず、頑張っていって欲しいと思います。