学校行事
夜は涼しい海風に吹かれて熟睡。起床時間は6:00。身の回りを整理します。自分の家ではない、みんなが使う部屋。整理整頓の意識が欠かせません。
午前中は、カッター研修。一昨年はここ淡路島、昨年は福井の若狭湾。経験豊富な3年生の腕のみせどころです。
基本的な操作方法、安全面の説明を施設の方から受けたあと、船着き場へ移動。いよいよ出帆です。
が、その段になって、突然、風が強くなってきました。天気が晴れていても、波が高ければカッター研修はできません。施設の方、そして指揮をされる船長さんが、天気予報や経験をもとに「実施可能」と判断されました。
沖へ出てみると、想像を超える荒い波が待ち受けていました。過去2年、経験したことのない波が、船の行く手を阻みます。漕いでも漕いでも戻される、方向転換しようとしてもできない……、揺れる船に酔ってしまう生徒も出てきました。
例年よりも早めに切り上げて帰港。科学が発達し、そこに経験を積まれた方の頭脳を加えても、思っていたとおりにならない……、そんな自然の難しさを改めて思い知らされました。
午後からは、夜のダンス発表にむけて、練習開始。船酔いした生徒たちも、休息を経て、ご飯が食べられるまで回復し、途中から合流しました。本番と同じステージでリハーサル。体育科の教員からアドバイスをもらい、改善を重ねていきます。
学校で週1回練習し、積み上げてきたものを披露する節目のとき。それが、野外活動2日目の夜、ダンス発表会です。
体はかなり疲れていますが、いざ曲が流れ、ライトアップされると、スイッチが入ります。振り付けを覚えているか、フォーメーションはどうするか、いろいろ考えることはありますが、なによりも一番は楽しみながら踊ること。それが観ている人にも伝わります。
野外活動のこのダンス発表は、あくまで「中間発表」です。本番は、6月21日(金)午後のダンスフェスティバル。
1カ月後には保護者の皆さんにも最高のパフォーマンスを見せるために、生徒たちはここからさらに磨きをかけていきます。