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中学1年生のアカデミアコースの理科の授業では、観察力、考察力を養うことを目的とし、週1回のペースで実験を行っています。
今日行ったのは、「文章で説明された3つの自然現象を自力で再現する」というもの。各テーブルには現象名と簡単な説明文が書かれた用紙と、実験に必要な材料だけが置かれています。教員からは現象を再現するための方法は一切説明されません。生徒たちは再現する現象が「なぜ発生するのか?」の仕組みを考え、各テーブルで相談しながら何回も挑戦していきます。現象が見事に再現されると合格がもらえ、次の課題に進むことができます。
今回再現してもらった現象の1つは「ダイラタンシー」。材料は水と片栗粉だけというシンプルなものですが、一定の割合で混ぜ合わされた2つの材料は「ダイラタンシー流体」という物質に変化します。この物体は、一見すると液体のようですが、表面に衝撃が加わると固まり、握ることもできる不思議な性質をもっています。
生徒たちは、身近な材料が見せる大きな変化に興奮しつつ、限られた時間ですべての再現を成功させようと熱心に取り組んでいました。