仁川学院中学・
高等学校

記事一覧

2019.12.17 学校行事
【中学校】仁川の森 芸術探求 活動報告

中学校では、毎週金曜日の仁川タイム(総合学習)の時間に、“仁川の森”と題して1〜3年生の縦割り班で課題に取り組んでいます。2学期は、「自然を通して、社会の課題を知る。自然を通して、自分たちに何ができるか考える」を目標に、“理数探求”と“芸術探求”の2つの探求学習が同時に進められました。今回は、芸術探求の活動をダイジェストで紹介させていただきます。是非、ご覧ください。

 

芸術探求は、①花の寄せ植え、②石鹸づくり、③パッケージ制作の大きく分けて3段階。自分たちで生花の手入れや世話を行い、その一部を押し花にします。溶かした石鹸に着色料や香料、押し花を入れることで実にきれいな石鹸が出来上がります。そうして作られた石鹸たちは、手作りのケースでラッピングされ、クリスマスウィークの活動を通して近隣の施設に贈られます。芸術の定義は幅広いですが、「自己表現にとどまらず、他者に贈るためのモノを仲間と試行錯誤しながら作り上げること」が今回の目的です。

               

慣れない作業に困惑しながらも、生徒たちは協力し合い、見事なプレゼントを作り上げました。たくさんの人の手元に届いて喜んでもらえることを願っています。

2019.12.16 高校入試情報
【高校】平成31年度入試問題集の訂正について

本校が作成しております『平成31年度入学試験問題集』において、数か所に誤りがありました。

お詫びして訂正させていただきます。

修正内容につきましては、こちら ↓ をクリックのうえダウンロードしてください。

平成31年度仁川学院高等学校 入学試験問題集(訂正版)

 

なお、昨年度入試における採点については、正しい模範解答を用いて行われたことを確認しておりますので、昨年度の入試結果への影響は一切ございません。

今後は、このような事態が起こらないように再発防止に努めてまいります。

ご迷惑、ご心配をおかけいたしまして、本当に申し訳ございませんでした。

2019.12.13 学校行事
高1校外学習(C・CSコース)を実施しました。

12月13日(水)、徳島県の大塚国際美術館へ校外学習に行ってきました。

期末考査後、世界史の授業を使った事前学習では「あなたは大塚国際美術館も学芸員です。来月、西宮市の小学生がここの美術館を訪れます。あなたが紹介したい作品を取り上げて、小学生の目を引くリーフレットを作成しましょう」といったパフォーマンス課題のもと、生徒はiPadのKeynoteを駆使してそれぞれが作成をしました。

 

それをクラス内で共有し、クラスメイトによって紹介されたリーフレットで事前知識を整理した上で当日を迎えました。

 

大塚国際美術館では、原画から陶板上で忠実に再現されており、世界の名画を原寸大で楽しむことができます。

 

今回イタリア研修旅行で高校2年生も訪問しているシスティーナ礼拝堂の天井画・壁画も原寸大で再現された空間になっており、生徒達もその迫力に圧倒されていたようです。

 

また展示作品の撮影が許可されていますので、生徒達はiPadを手に、興味関心のある名画を次々と記録に残していました。

 

生徒の感想

  • 美術館では、厳選された21作品をメインに鑑賞できた。
  • どの作品も忠実に再現されていて、「これを1枚1枚陶板に塗っていったんだな」と驚いた。
  • 館内には1000点以上の作品があったが、一通り全部観ることができなかったので、「もっとじっくり観たいな」と思った。

 

 

わずか半日の研修ではありましたが、普段教科書や資料集で目にする名画を見て触れて体験でき、より一層の学びの刺激を受けました。

2019.12.13 沖縄研修旅行
【高校2年】沖縄研修旅行 最終日

6時15分に起床。お土産でかなり増えた荷物を整理して朝食へ。
思えばこの研修旅行中、珍しくて美味しいものばかりを食べさせて頂きました。でも少し、家庭の味が恋しくなってきましたね。今日は最終日。たくさん食べて元気よく一日を楽しみましょう。

お世話になったザ・ビーチタワー沖縄の方々に感謝とお別れを告げ、いよいよお待ちかねの班別タクシー研修に出発です。
4人に1台のタクシーが用意されるという贅沢な企画。タクシーの運転手さんが観光案内をして下さいます。「国際通り」「沖縄ワールド」「残波岬」「波上宮」などなど、それぞれの班がそれぞれの場所へ出発します。「お昼ご飯をどこで食べようか」、「お土産は何にしようかな」、「何を観ようかな」「どんな体験をしようかな」。あらかじめ計画を立てていましたが、期待は膨らむばかりです。これが、この沖縄研修旅行の最後の大きなプログラムです。最後の思い出作りに行ってきます!
  
約5時間のタクシー研修を終えて、全員が那覇空港に集合しました。かなりのお土産を買い込んだようで、鞄は一杯です。思い出も一杯です!
少し早いような気もしますが、那覇空港で解団式をしました。 研修旅行副委員長の善塔さん(3組)の挨拶、そして、5日間お世話になった添乗員さんのご挨拶、最後に団長の若松先生の挨拶がありました。5日間を過ごした沖縄の地に別れを告げて、飛行機は、懐かしい関西へ向けて出発しました。

これから予定通り、大阪伊丹空港に出発します。
沖縄に比べてかなり寒くなっています。風邪をひかないように気をつけて帰りましょう。
今回の沖縄研修旅行のテーマは「碧き海に永遠の平和を祈りつつ」でした。
真っ赤な太陽の下、やっぱり沖縄の海は碧く美しかったです。美味しいものも一杯食べました。感動の連続。めくるめく楽しい時間と空間で、私たちは沖縄の魅力に惹きつけられました。
しかし、その反面、この美しい島で起こった悲しく辛い過去の事実をしっかりと目に焼き付け、私たちは、失われた多くの命に哀悼の意を表し、世界平和を固く誓い合いました。
物事には必ず「光と影」があります。私たちはともすれば「光」の方だけを見がちですが、「影」の部分も見て、はじめて物事の「本質」が見えるような気がします。
「沖縄の光と影」。これからの人生の大きな糧の一つとになってくれることでしょう。

2019.12.12 沖縄研修旅行
【高校2年】沖縄研修旅行 4日目

今回の研修旅行のメインテーマとも言うべき「平和学習」。今日はまさに「祈り」の1日。昨日とは少し違う気持ちで6時に起床し、朝食を食べました。
始めに、浦添城址公園でのフィールドワークです。沖縄で起きた地上戦の歴史を学びます。
公園からは、普天間基地が見えました。大きさと、住宅街との距離に驚きました。


次は、JICA 沖縄国際センターに移動し、沖縄の高校生、大学生、国際協力経験者をナビゲーターとして、平和について話し合います。この日のために、事前学習を重ねてきました。私たちの旅の山場の一つです。
各班に一人ナビゲータをお迎えします。まずは、自己紹介です。


お互いの緊張がほぐれたところで、いよいよグループワークです。生徒は各班をまわって、米軍基地に関する意見を聞いていきます。様々な年齢、立場の方の考えを聞き質問をします。時間が足りなく感じるほど、充実した時間を過ごしました。


ナビゲーターの皆さんとの別れを惜しみながら、次の行程へ。
次は「ガマ」へ行きました。ここは多くの一般の人々が戦火を避けて避難をした自然の洞窟です。ガマによっては数千人の人々が身を寄せたと言われています。
全員、軍手、帽子、レインコートを着用しました。
懐中電灯を手に、ガイドさんの案内に従って進んでいきます。ガマの奥へ行くにつれて、外の光が届かなくなっていきます。滑りやすくなっている足下に注意しながらさらに奧へと進みました。中に到着してから、全員で懐中電灯を消しました。そこには真の闇がありました。こんな闇は、私たちの日常では経験できません。この闇の中で多くの人々が、飢えに苦しみ、恐怖におののきながら数週間も過ごしていたのです。ガイドさんの話によれば、特に小さい子どもは、不幸な最後を迎えたそうです……。

傷ついた人々のうめき声、兵隊たちの怒鳴り声、お腹を空かせた子どもたちの泣き声、そして、子どもを失った親たちのすすり泣きの声……。このガマの闇は、いまでもそれらを肌で感じさせ、戦争の究極の悲劇を語ってくれる無言の証人のなのです。

平和祈念資料館に到着しました。ここでは沢山の資料から、戦争の不条理さ、残酷さを学びました。

 

夜には、戦争を体験された照屋盛行さんに講演をしてただきました。

「悲惨な話だけをするのではなく、これからのことを一緒に考えよう」というお言葉から講演が始まりました。歴史や基地問題について、時には沖縄と兵庫県を比較しながら解説をしていただきました。これまで戦争に関する知識を積み重ねてきましたが、どこか遠い話のままでした。しかし、今日の講演を聞いて、この知識が自分のこれからの未来に繋がっているのだと感じられました。「ぬちどぅたから(命こそ宝)」という照屋さんのお言葉をそれぞれが胸に刻んだ講演でした。
今日は1日よく学びました。こうして毎日美味しく食事が食べられることを幸せに感じます。

明日は、最終日。よく寝て、班別タクシー研修に備えます。

2019.12.11 沖縄研修旅行
【高校2年】沖縄研修旅行 3日目

今日は、沖縄本島に移動しました。

2日間お世話になった ANA インターコンチネンタル石垣リゾートを後にし、石垣空港へ。
石垣空港から那覇空港まで約1時間。意外と離れていることに驚きました。この距離は石垣島から台湾に行くより遠いようです。
「みーふぁいゆー(八重山方言で、ありがとう)」石垣島。

那覇空港に到着。正面には大きく「めんそーれ沖縄」という文字が。「めんそーれ」とは那覇の方言で「いらっしゃい」という意味だそうです。どこか優しくて温かい響きがありますね。いくつかの方言を覚えて帰りたいものです。

まず、おきなわフルーツランドで昼食をとります。「鶏飯(ケーファン)」という、鶏のひつまぶしをいただきました。鶏肉と金糸卵、シマナー(高菜)などを盛り付け、お出汁をかけていただきます。

おなかがいっぱいになったところで、いよいよ美ら海水族館へ。
まずは大きなジンベエザメのモニュメントの前で記念撮影をします。

みんないい笑顔です!
さあ館内へ。こちらの水族館では、沖縄の浅瀬から深海までの様々な生きものたちを見ることができます。最初の水槽では、ナマコやヒトデなどの浅瀬の生き物たちに触れることができます。ナマコの柔らかさに驚きました。

メインの、「黒潮の海」の水槽です。その大きさに圧倒されます。専用シートに座って、マンタやジンベエザメを下から眺めることができ
ます。

希望者は、通常の観覧エリアとは別にバックヤードを見学することができました。普段では見ることができない、水槽の裏側を見ることができました。
今日はザ・ビーチタワー沖縄に宿泊です。目の前にはビーチが広がっています。本日も美味しい夕食を頂きました。デザートは「ブルーシールアイス」です。

沖縄の美しい景色を見られるのもあと二日。ホテルに向かうバスの車窓からは、美しい海や町並み、そして大きな米軍基地が見えました。石垣島ではなかった、英語の看板を掲げたお店もありました。西宮とは違った「日常」が、沖縄にはあります。今こうして楽しく旅行できることを感謝しつつ、明日の平和討論会に備えます。

2019.12.11 学校行事
【中学】生徒会選挙・立会演説会を実施しました

12月10日(火)、次期生徒会の役員を決める選挙を行いました。

今年は中学2年生から会長候補と男子副会長候補には3名ずつ、女子副会長候補には1名の生徒が立候補しました。立候補してからは、ポスターを作成して掲示したり、朝の挨拶運動で玄関前に立つなど、精力的に選挙運動を行ってきました。

コルベ講堂での立会演説会では、立候補者による演説のあと、それぞれの立候補者の推薦人が推薦演説を行いました。緊張からか上手く話せないながらも、立候補者の動機や抱負などを一生懸命アピールしていました。

 

立会演説会の後は投票です。例年は各HR教室に戻って投票を行っていましたが、今回から実際の選挙と同じように、コルベ講堂の後方に設置した記入ブースで記名して、投票箱に投票を行いました。

これからの仁川を担う代表を決める選挙ですので、一人ひとりが真剣に考えて名前を記入していました。

 

3年生の中から選ばれた3人の選挙管理委員が、放課後に開票作業を行いました。投票の結果は、翌日の全校朝礼で発表されました。

選ばれた候補者達は1月に行われる交代式をへて、新生徒会執行部として活動を開始します。生徒会が中心となって全校生徒が協力しながら、これからの仁川学院をより良くしていってほしいと思います。

2019.12.10 沖縄研修旅行
【高校2年】沖縄研修旅行 2日目

石垣島の夜明けは本州より遅いです。起床は6時。外はまだ真っ暗です……。眠い目をこすりながら朝食をとりました。

朝食後はそれぞれの班にわかれて離島研修です。

●離島研修A 西表島カヌー・トレッキング
西表島で1日を過ごしました。カヌーはあまりにも楽しくて、予定より時間を延長していただき、海の近くまで行きました。熱心に漕いだので、終わる頃には後ろ向きに進めるくらい上達していました。カヌーの後にはトレッキングを楽しみました。山頂のあとは、サンガラの滝の裏側から滝壺に飛び込みました。全員ずぶ濡れになりましたが、とても充実した時間を過ごしました。

●離島研修B 西表クルーズ・由布島・竹富島サイクリング
穏やかな「ベタ凪」の海に恵まれ、石垣港から西表島に向かいました。仲間川では、干潮時と重なったおかげで、タコ足の様なマングローブの膝根を背景に正に「ジャングルクルーズ」となりました。その後、水牛車がコトコトゆっくりと私たちを由布島へと運んでくれました。

●離島研修C 竹富島サイクリング・マングローブカヌー
午前中は竹富島でサイクリングをしました。星の砂が有名なカイジ浜や猫がたくさんいるコンボイビーチなどを観光しました。南の島の風がとても心地良かったです。午後は石垣島に戻り宮良川でカヌーを体験しました。最初はうまく乗りこなせず生徒たちは苦戦していましたが、しばらくするとバックやターンなど自在にカヌーを漕いで楽しんでいました。マングローブ林や鍾乳洞など自然の雄大さも感じることができました。

●離島体験D 浜島シュノーケル・竹富島サイクリング
澄んだ海に一同感激!水の冷たさも忘れて夢中で泳ぎました。シュノーケリングが初めての人も多くいましたが、フィンを使って上手に遊泳しました。その後は潮の満ち引きによって姿を変える浜島へ。「幻の島」と呼ばれているそうですよ。この瞬間しか見られない景色を堪能しました。今日のお土産に、綺麗な白い珊瑚を拾いました。

八重山の天気予報は的中率100%だそうです。本日も予報どおり、「晴れ時々曇り、一時雨」の予報でした。どのコースも、ころころ変わる空模様に悩まされながら、目一杯楽しみました。明日は石垣島を離れ、沖縄本島へ向けて出発です。石垣島最後の夜がふけていきます。

2019.12.09 沖縄研修旅行
【高校2年】沖縄研修旅行 1日目

12月9日(月)いよいよ今日から研修旅行が始まります。まだ真っ暗なうちから家を出て、7時15分、関西国際空港に集合。団長の若松先生と研修旅行委員長、竹内くん(9組)からそれぞれ挨拶がありました。その後、近畿日本ツーリストの添乗員さんから説明があり、搭乗券を受け取りました。見送りに来て下さったご家族とはしばらくのお別れ。これから始まる楽しく思い出深い研修旅行。期待に胸を膨らませながら、彼らの乗った飛行機は、一路、沖縄の石垣空港へ向けて飛び立ちました。
 
石垣空港に到着。「何かが違う」と思いました。そう、気候が違います。関西では木枯らしが吹いていますが、こちらはそれほど寒くありません。バスに乗って、そのまま「やいま村」へ。ここは沖縄の伝統的な古民家を移築して作られたテーマパークのような場所です。まずここでお楽しみの昼食です。
 沖縄での初めての食事。みんなドキドキ、わくわく。メニューは、「八重山そば」、「もずく」、「ジューシー」。そして、なんと豚の耳「ミミガー」!初めて食べる人が多く、びっくりしましたが、コリコリとしてなかなか美味しかったです。このように、食文化の違いを味わえるのも旅の醍醐味ですね。夕食も楽しみです。
   

続いては、川平湾でグラスボートに乗りました。舟の底がガラス張りになっていて、海の底がよく見えます。色々な見たこともない魚が泳ぎ、サンゴがとても綺麗でした。こ
このサンゴは紅色ではなく青色。まさに「青い珊瑚礁」!
  
川平湾からはバンナ展望台に移動。ここからは石垣島の絶景が一望できます。私たちが今日から2泊する「ANA インターコンチネンタル石垣リゾート」が見えました!

ANA インターコンチネンタル石垣リゾートに到着しました。すばらしく綺麗で立派なホテルです。お庭の向こうには美しい海が見えました。こんなホテルで宿泊出来るなんて本当に幸せです。夕食は「ビュッフェスタイル」。好きなものを好きなだけ食べることができます。沖縄ならではのゴーヤサラダやパイナップルは最高でした。あまりにも美味しすぎて、ついつい食べ過ぎてしまいました。
 
明日は「離島研修」。「トレッキング」、「クルージング・水牛」、「カヌー」、「シュノーケル」それぞれに別れて、また、先生方とも別れて班ごとで行動します。「トレッキング」は特に体力を使いそうです。今日のようなお天気に恵まれますようにと祈りながら、眠りに就いたことでしょうね。