仁川学院中学・
高等学校

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2019.11.08 学校行事
【中学】校外学習に行ってきました(1年)

絶好の行楽日和に恵まれた11月8日(金)、中学1年生の校外学習を京都・嵐山で行いました。

この校外学習は、ちょうど1年後にある研修旅行の予行演習も兼ねて行っています。今回の経験を生かして、来年は遠く離れた長崎での班別自主研修に臨むこととなります。

主な交通手段は、京福電鉄嵐山線、通称「嵐電(らんでん)」。嵐電は洛西エリアの主要な観光地を巡る足として人気があり、一部区間では道路上を車と併走する路面電車としても有名です。長崎市内での移動も路面電車を活用することとなりますので、まさに予行演習としてふさわしいと言えます。

校外学習にあたり、クラスの枠を越えた8の班に分かれて事前学習を行ってきました。 事前学習では、4つのチェックポイントとなる「広隆寺」「龍安寺」「北野天満宮」「車折神社」について、歴史や見所を調べ、時間通りにチェックポイントを回れるように計画を立ててきました。

 

最初のチェックポイントとなる広隆寺を拝観した後は、ゴールの嵐山・渡月橋横の中之島公園を目指し、散策していきました。慣れない場所での活動に班員同士が協力しながらチェックポイントを回っていきます。各ポイントではチェックを受け、事前に班長に配布されていた「校外学習クエスト」を見ながらポイントごとの課題をこなします。

道を間違えるなどのトラブルもあり、なかには時間が足らず予定していたチェックポイントを回れなかった班もありましたが、全班無事ゴールの嵐山・中之島公園にたどり着きました。全てが計画通りとは行きませんでしたが、1年後の長崎研修では今回の経験を生かしてくれることでしょう。

2019.11.07 長崎研修旅行
【中学】57期生・長崎研修旅行 第2日目

前日の長距離の移動にもかかわらず、生徒たちは元気いっぱいに2日目を迎えました。今日も天候に恵まれ、平和と異国情緒の街、長崎を満喫することができました。

  
   

班に分かれた一行は、まず平和会館の追悼空間で、「追悼セレモニー」を実施しました。司会の生徒の厳かな雰囲気での進行のもと、各班の代表が事前学習で作り上げた平和へ思いを綴った「誓い」を朗読しました。

 
  

次に場所を原爆資料館に移して研修をつづけました。ここには誰にも消すことのできない歴史の真実が残されていました。第2次大戦から74年がたち、戦争を生き抜いた方々も高齢となっています。語り継ぐ責任はいずれ戦争を知らない世代に託されます。生徒たちの真剣な表情が印象的でした。第2次大戦から100年が経ったとき、生徒たちは30歳という区切りの年を迎えています。戦争のない、平和な世の中が当たり前であることを祈らずにはいられません。

  
  

資料館を出ると、爆心地を通り平和公園へ。平和の象徴でもある大きな像を前に、再度、祈りを捧げました。先の追悼空間、平和公園ではそれぞれ千羽鶴を奉納しましたが、1000羽の鶴は、夏休みに生徒たちがそれぞれ自宅に持ち帰り心を込めて折ったものです。

 
 
 
 

班別自主研修では、あらかじめ指定したチェックポイントを経由しつつ、思い思いに長崎市内をめぐりました。事前に班で行程を決めていても、いざ現地では迷ってしまったりすることもありましたが、無事に自主研修を終えることができました。

 

宿舎に戻り、夕食の後、この日一日の振り返りを行いました。特別司会者を迎えてのクイズ形式での振り返りもあり、最後の問題まで大いに盛り上がりました。学校を離れての仲間とのかけがえのない時間もあと一日。

 
 
 
 最終日は、ハウステンボスを訪ねます。

2019.11.06 長崎研修旅行
【中学】57期生・長崎研修旅行 第1日目

11月6日(水)午前7時40分。新神戸駅に集合した2年生一行は、出発式を終えると、保護者の方々に見送られて、一路九州へ出発しました。早朝から元気いっぱいの生徒たちですが、事前学習を積み重ね、大きな目的である「コルベ神父の生き方に学ぶ」、「平和への思いを被爆地で再考する」、「長崎の街並みにのこる異国情緒あふれる風景に触れる」そして「仲間との絆を深める」を忘れず、何より健康に過ごしていきたいと思います。

 
 

一般のお客様とも同席となる車内では、それぞれに節度を持って過ごすことができました。九州新幹線「さくら」での長距離の移動に加え、博多駅では在来線との乗り継ぎもありましたが、とてもスムーズに特急「かもめ」に乗車。車内では旅の気分を満喫しながら昼食もとりました。

 

長崎駅に到着後はバスに乗車し、最初の訪問地「聖母の騎士修道院」を訪ねました。ここは仁川学院の建学者であるマキシミリアノ・マリア・コルベ神父がひらいた修道院です。聖堂に入り、心を静め、崎濱宏美神父様のお話から家族について考える時間を持ちました。また、隣接するコルベ記念館では、コルベ神父ゆかりの品々に見入っていました。

 
 
 

次に一行は「遠藤周作文学館」を訪ねました。長崎研修に当たり、生徒たちは国語の授業を通し、全員が遠藤周作氏の「沈黙」を読みました。それだけに、この記念館の内容や、外海を望む雄大な海の景色は、小説の内容をより深くかみしめることができたようでした。

 
 

1日目最後の研修として訪れたのは「ド・ロ神父記念館」でした。潜伏キリシタンの里で貧しさに苦しむ人々を救ったド・ロ神父の足跡に初めて触れた生徒たちは、案内の方やシスターの話に引き込まれたこともあり、深い感動に包まれたようでした。

 
 

その後、2日間の宿泊先である「ホテルニュータンダ」に着き、夕食をいただきました。そして班長連絡会、入浴などを終え、1日目のすべてのスケジュールが予定通り終わりました。

明日は平和セレモニーの後、長崎市内の「班別自主研修」に臨みます。

2019.10.29 長崎研修旅行
【中学】57期生・長崎研修旅行 事前学習を実施しました

10月29日(火)6,7校時、中学2年生が、来月6日から2泊3日で実施する、「長崎研修旅行」へ向けて、カトリック仁川教会での事前学習に臨みました。

  

入堂前には、あらためて一礼や、十字の切り方という作法やマナーを確認しました。宗教朝礼などでなれているとは言え、教会は初めてという生徒がほとんど。ちょうどよい緊張感を保ちながら、現地、カトリック本河内教会訪問の予行演習が進みました。

 

途中、お祈りの意味や、手を合わせるときの角度をそろえるといった普段なかなか意識できないところまで学習は進められました。生徒たちもあらためて自分自身の姿勢を見直すことができました。

 

現地では、代表の生徒による進行の下、神父様からのお話を伺うほか、コルベ記念館や平和公園。長崎市内班別自主研修など盛りだくさんの行程が予定されています。中身のある研修になることを祈ります。  

教会での練習が終わった2年生は、教室に戻り完成したしおりに目を通しました。しおりを手にした瞬間、笑顔や大きな声がひろがりました。いよいよ研修旅行が近づいてきた、という感じです。もちろん、しおりの読み合わせは、メモを取りながら集中して行えました。

今日は、緊張感と高揚感がほどよく混ざり合った、充実した事前学習となりました。どの生徒も、体調に気をつけ、全員参加で長崎に行きたいものです。

 

現地での活動の様子も、このホームページで公開して参ります。